- ### [【好評につき増席】Bootstrap Night! vol.2 - connpass](https://selfree.connpass.com/event/71944/)
- 昨日の12/12、[CallConnect](https://www.callconnect.jp/)というブラウザ電話のサービスを提供しておられる、合同会社 selfreeさん主催で、[Bootstrap Night! Vol.2](https://selfree.connpass.com/event/71944/) というイベントが行われ、
- そちらで私、esa社デザイナーの赤塚 ([@ken_c_lo](https://twitter.com/ken_c_lo))が、[『esa.io - 趣味から育てるWebサービスの、仲間・会社・お金のつくりかた』](https://speakerdeck.com/ken_c_lo/esa-dot-io-qu-wei-karayu-teruwebsabisufalse-zhong-jian-hui-she-ojin-falsetukurikata)という発表させていただきました。
- > 自社サービスの SaaS (Software as a Service) を運営しながら、多額の資金提供を受けずに自己資本主体で運営している組織を「ブートストラップ」と呼びます。日本でもブートストラップとして素晴らしいサービスを提供する企業が近年増えてきています。
- > しかしながらブートストラップ企業が、少ない人数でどのように経営やサービスを運営しているかという実態が共有される機会はほとんどありません。そこで、昨年に続き、自己資本で自社サービスを運営する企業が情報共有するためのイベント 「Bootstrap Night! Vol.2」の開催に至りました。
- ([【好評につき増席】Bootstrap Night! vol.2 - connpass](https://selfree.connpass.com/event/71944/) より)
- 日本のWeb界隈で「Bootstrap」というと、大抵あのCSSフレームワークの方が先に思い出されてしまうのですが(ちなみにesaはそっちのBootstrapも使っています)、そうではない方の「ブートストラップ」という概念、自己資本で自社サービスを運営する良さを、日本でも広めていきたいという意図で毎年1回このようなイベントをされていると、selfree 社の方々からお伺いしました。ステキです。
- ちなみに、ブートストラップそのものの語源については、Wikipediaにこんな感じに書いてありました。
- > 背の高いブーツでは、その上部に指やブーツフックを引っ掛けて引き上げるためのつまみや輪がついている。 「自分でブートストラップを引っ張って自分を引っ張り上げる」という表現は19世紀に、不可能な動作の喩えとして存在した。(中略)ブートストラップは「人の手を借りない努力で自身をより良くする」という意味の比喩として使用されている。この比喩表現は、「他の助けなしに行われる、自己維持のプロセス」を指す一連の表現に新しい比喩表現をもたらした。
- ([ブートストラップ - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97) より)
- なるほど〜〜
- Bootstrap Night、すごくいいイベントでした。
- 似た構成で、似た思想でサービスや会社をやっている方々のお話は、すごくわかる!というものばかりで楽しい。
- こういう話もっと聞きたいし、自分の中にも話聞きたい人が何人か思い当たります。
- もし来年も開催するなら、何かしらスポンサーみたいな形ででもご協力できたらと思っております。
- 主催の selfree の皆様、本当にありがとうございました!!
- - selfreeさんからのイベントレポート: [「Bootstrap Night! vol.2」イベントレポート | selfree](https://www.selfree.co.jp/2017/12/13/bootstrap-night-vol-2-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88)
- # 私の発表と補足・所感など
- <script async class="speakerdeck-embed" data-id="3ff623f10a9b4d65a240d211c20b1cd6" data-ratio="1.77777777777778" src="//speakerdeck.com/assets/embed.js"></script>
- - 色々スライドに書ききれなかったこともあるので、この場を借りて補足を書いていきたいと思います。もともと持ち時間が20分なのに、しゃべったら28分にオーバーしてしまって、すみません。。意外とこのテーマで言いたいことがたくさんあったんだなあと自分自身驚きました。
- - esaは今までも自社サービスについて何度か発表させていただいて、サービス開発や運用のスタイル、またユーザーサポートなどの話はしたことがあったので、今回は、今まで話したこと以外のこと、それらサービスをはじめる前の環境づくりにフォーカスした話をしてみようと思い、今回この「仲間・会社・お金」というテーマにしました。(並べるとなんか微妙にうさんくさい自己啓発感のあるタイトルになってしまいましたw)
- - ちなみに、CallConnectさんのお話聞いてたら、ユーザーサポートの話題だけに絞って話してみるのも面白そうだなーと思いました。機会があればそっちの話もまたしてみたいです。
- - 今回の発表の密かな裏テーマとしては、p4dのようなエンジニアとデザイナーが対等に一緒に趣味でものを作れるようなコミュニティが、もっと色んな所に増えたらいいなあというのがありました。
- - 自分でもそのためにできることをやっていきたいと思うのですが、自分や自分の周りの人は既に仲間と出会ってしまって満足してしまってるというのもあり、(また自分がコミュニティ運営とかが全然得意じゃないというのもあり…)… おそらく当事者である、一緒にサービスを作りたいエンジニアやデザイナーが色んな所で同時多発的に集まるようになると、もっと面白くなるんじゃないかなーと思ったりしてます。
- - 今回の発表で、「p4dみたいなの作りたい!」と言って下さった方が何人かいて、とてもうれしいです。もしお手伝いできることがあれば、お声がけください。
- - p4d(デザイナー向けプログラミング部)について補足
- - 時間の関係上端折ってしまったのですが、デザイナー側からエンジニアにデザインを教えるという動きも結構盛り上がっており、[ズルいデザインテクニック](https://speakerdeck.com/ken_c_lo/zurui-design)などの発表もp4dの一環として行われました。エンジニアとデザイナーが垣根などなくお互いの知見を交換できる良いコミュニティでした。
- - p4dのおかげで、エンジニアの友達はもとより、似たような方向を目指してて色々話せるデザイナーの友達ができたというのも個人的には初めてで、そういうのもとても嬉しかったです
- - p4dは主催の海老沢さん([@satococoa](https://twitter.com/satococoa))や、デザイナー側の中心となっていた [@machida](https://twitter.com/machida) さんとかの人間力のおかげでとてもいいコミュニティができてたという面も大きいと思っており、大変大変感謝です
- - あとRubyコミュニティのそのものが持つ良さみたいなのも、p4dにはあったと思います
- - LLCについて
- - 何年か前、[フィヨルド社](http://fjord.jp/)の [@machida](https://twitter.com/machida) さんが小規模なLLCやってる人たちを集めてLLC同盟というのを作ってて、その会になぜか全然当時LLCじゃないぼっちフリーランスの私を呼んでくれたことがあって、LLCいいなあって憧れました。
- - 37signals の "Getting Real" はおそらく10年前くらい、Ruby界隈の人と知り合うだいぶ前に読んで、ああこういうのめっちゃいいなあと思って(それに引き換え当時自分が居る環境との差よ …などと思って)涙が出ました。
- - 会社の登記について
- - esa社はこちらにお願いしました。ざっくり全部お願いできて、登記住所や銀行などについても色々アドバイスいただけてよかったです。
- - [会社設立のアトラス総合事務所](https://www.cpainoue.com/kaisha/)
- - 利用規約などについて
- - 書ききれなかったんですが、法人化する時に、利用規約・プライバシーポリシーはこちらの弁護士先生に依頼して作っていただきました。
- - [ネット・ウェブサービスの法律相談・契約書作成は 弁護士坂生雄一](http://bengoshi-sakao.com/)
- - 町の弁護士さんは民事に強い方は沢山いるそうなのですが、ビジネスの契約書や規約等に強い方は意外と少ないんだそうです。坂生先生は大手Web系企業の法務をやられていたご経験もあり、IT・ネット系の法律相談を専門とされています。[esaの利用規約](https://docs.esa.io/posts/5)などを読むとわかると思うのですが、契約書系の文書には珍しく、とても平易な言葉でわかりやすく書かれています。利用規約は本来、ユーザーにわかりやすいものであるべきというポリシーでそうされているそうです。<br/>規約系で困ったことがあるとたまに相談させていただいています。
- - 黒字化について
- - 意外と知られてなかったのですが、役員報酬とかを最初の年は結構押さえてたのもあり、サービス開始1年くらいで、サービスだけで黒字化してました
- - その後役員報酬は充分に上げたり1人増えたりして、今年はちょっとギリギリだったので融資を受けたりしました
- - お金の話は生生しいので普段は具体的な言及はできるだけ避けてますが、趣味からはじめて楽しく作っているサービスでも充分にビジネスとして成立しているということは知られて欲しいと思い、今回入れました。
- 色々書きましたが、たくさんの人に支えられここまで来れて、大変ありがたく感謝です。
- 今後、同じようなことをやりたい人の参考になったり、また勇気になったりするといいなあと思います。
- 個人的には、今まで書きたかったことを色々まとめられてよかったのですが、最近昔話ばっかりしてる感じになってきちゃったのであんましよくないよなーとも思っています。
- 来年はesaと関係ないかもしれない新しいネタを仕込んで、発表できればなあと思います。
- 最後まで読んでいただき、ありがとうございました(\\( ⁰⊖⁰)/) 今後ともesaをよろしくおねがいします!
昨日の12/12、CallConnectというブラウザ電話のサービスを提供しておられる、合同会社 selfreeさん主催で、Bootstrap Night! Vol.2 というイベントが行われ、
そちらで私、esa社デザイナーの赤塚 (@ken_c_lo)が、『esa.io - 趣味から育てるWebサービスの、仲間・会社・お金のつくりかた』という発表させていただきました。
自社サービスの SaaS (Software as a Service) を運営しながら、多額の資金提供を受けずに自己資本主体で運営している組織を「ブートストラップ」と呼びます。日本でもブートストラップとして素晴らしいサービスを提供する企業が近年増えてきています。
しかしながらブートストラップ企業が、少ない人数でどのように経営やサービスを運営しているかという実態が共有される機会はほとんどありません。そこで、昨年に続き、自己資本で自社サービスを運営する企業が情報共有するためのイベント 「Bootstrap Night! Vol.2」の開催に至りました。
(【好評につき増席】Bootstrap Night! vol.2 - connpass より)
日本のWeb界隈で「Bootstrap」というと、大抵あのCSSフレームワークの方が先に思い出されてしまうのですが(ちなみにesaはそっちのBootstrapも使っています)、そうではない方の「ブートストラップ」という概念、自己資本で自社サービスを運営する良さを、日本でも広めていきたいという意図で毎年1回このようなイベントをされていると、selfree 社の方々からお伺いしました。ステキです。
ちなみに、ブートストラップそのものの語源については、Wikipediaにこんな感じに書いてありました。
背の高いブーツでは、その上部に指やブーツフックを引っ掛けて引き上げるためのつまみや輪がついている。 「自分でブートストラップを引っ張って自分を引っ張り上げる」という表現は19世紀に、不可能な動作の喩えとして存在した。(中略)ブートストラップは「人の手を借りない努力で自身をより良くする」という意味の比喩として使用されている。この比喩表現は、「他の助けなしに行われる、自己維持のプロセス」を指す一連の表現に新しい比喩表現をもたらした。
(ブートストラップ - Wikipedia より)
なるほど〜〜
Bootstrap Night、すごくいいイベントでした。
似た構成で、似た思想でサービスや会社をやっている方々のお話は、すごくわかる!というものばかりで楽しい。
こういう話もっと聞きたいし、自分の中にも話聞きたい人が何人か思い当たります。
もし来年も開催するなら、何かしらスポンサーみたいな形ででもご協力できたらと思っております。
主催の selfree の皆様、本当にありがとうございました!!
- 色々スライドに書ききれなかったこともあるので、この場を借りて補足を書いていきたいと思います。もともと持ち時間が20分なのに、しゃべったら28分にオーバーしてしまって、すみません。。意外とこのテーマで言いたいことがたくさんあったんだなあと自分自身驚きました。
- esaは今までも自社サービスについて何度か発表させていただいて、サービス開発や運用のスタイル、またユーザーサポートなどの話はしたことがあったので、今回は、今まで話したこと以外のこと、それらサービスをはじめる前の環境づくりにフォーカスした話をしてみようと思い、今回この「仲間・会社・お金」というテーマにしました。(並べるとなんか微妙にうさんくさい自己啓発感のあるタイトルになってしまいましたw)
- ちなみに、CallConnectさんのお話聞いてたら、ユーザーサポートの話題だけに絞って話してみるのも面白そうだなーと思いました。機会があればそっちの話もまたしてみたいです。
- 今回の発表の密かな裏テーマとしては、p4dのようなエンジニアとデザイナーが対等に一緒に趣味でものを作れるようなコミュニティが、もっと色んな所に増えたらいいなあというのがありました。
- 自分でもそのためにできることをやっていきたいと思うのですが、自分や自分の周りの人は既に仲間と出会ってしまって満足してしまってるというのもあり、(また自分がコミュニティ運営とかが全然得意じゃないというのもあり…)… おそらく当事者である、一緒にサービスを作りたいエンジニアやデザイナーが色んな所で同時多発的に集まるようになると、もっと面白くなるんじゃないかなーと思ったりしてます。
- 今回の発表で、「p4dみたいなの作りたい!」と言って下さった方が何人かいて、とてもうれしいです。もしお手伝いできることがあれば、お声がけください。
- p4d(デザイナー向けプログラミング部)について補足
- 時間の関係上端折ってしまったのですが、デザイナー側からエンジニアにデザインを教えるという動きも結構盛り上がっており、ズルいデザインテクニックなどの発表もp4dの一環として行われました。エンジニアとデザイナーが垣根などなくお互いの知見を交換できる良いコミュニティでした。
- p4dのおかげで、エンジニアの友達はもとより、似たような方向を目指してて色々話せるデザイナーの友達ができたというのも個人的には初めてで、そういうのもとても嬉しかったです
- p4dは主催の海老沢さん(@satococoa)や、デザイナー側の中心となっていた @machida さんとかの人間力のおかげでとてもいいコミュニティができてたという面も大きいと思っており、大変大変感謝です
- あとRubyコミュニティのそのものが持つ良さみたいなのも、p4dにはあったと思います
- LLCについて
- 何年か前、フィヨルド社の @machida さんが小規模なLLCやってる人たちを集めてLLC同盟というのを作ってて、その会になぜか全然当時LLCじゃないぼっちフリーランスの私を呼んでくれたことがあって、LLCいいなあって憧れました。
- 37signals の "Getting Real" はおそらく10年前くらい、Ruby界隈の人と知り合うだいぶ前に読んで、ああこういうのめっちゃいいなあと思って(それに引き換え当時自分が居る環境との差よ …などと思って)涙が出ました。
- 会社の登記について
- esa社はこちらにお願いしました。ざっくり全部お願いできて、登記住所や銀行などについても色々アドバイスいただけてよかったです。
- 会社設立のアトラス総合事務所
- 利用規約などについて
- 書ききれなかったんですが、法人化する時に、利用規約・プライバシーポリシーはこちらの弁護士先生に依頼して作っていただきました。
- ネット・ウェブサービスの法律相談・契約書作成は 弁護士坂生雄一
- 町の弁護士さんは民事に強い方は沢山いるそうなのですが、ビジネスの契約書や規約等に強い方は意外と少ないんだそうです。坂生先生は大手Web系企業の法務をやられていたご経験もあり、IT・ネット系の法律相談を専門とされています。esaの利用規約などを読むとわかると思うのですが、契約書系の文書には珍しく、とても平易な言葉でわかりやすく書かれています。利用規約は本来、ユーザーにわかりやすいものであるべきというポリシーでそうされているそうです。
規約系で困ったことがあるとたまに相談させていただいています。
- 黒字化について
- 意外と知られてなかったのですが、役員報酬とかを最初の年は結構押さえてたのもあり、サービス開始1年くらいで、サービスだけで黒字化してました
- その後役員報酬は充分に上げたり1人増えたりして、今年はちょっとギリギリだったので融資を受けたりしました
- お金の話は生生しいので普段は具体的な言及はできるだけ避けてますが、趣味からはじめて楽しく作っているサービスでも充分にビジネスとして成立しているということは知られて欲しいと思い、今回入れました。
色々書きましたが、たくさんの人に支えられここまで来れて、大変ありがたく感謝です。
今後、同じようなことをやりたい人の参考になったり、また勇気になったりするといいなあと思います。
個人的には、今まで書きたかったことを色々まとめられてよかったのですが、最近昔話ばっかりしてる感じになってきちゃったのであんましよくないよなーとも思っています。
来年はesaと関係ないかもしれない新しいネタを仕込んで、発表できればなあと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(\( ⁰⊖⁰)/) 今後ともesaをよろしくおねがいします!
### [【好評につき増席】Bootstrap Night! vol.2 - connpass](https://selfree.connpass.com/event/71944/)
昨日の12/12、[CallConnect](https://www.callconnect.jp/)というブラウザ電話のサービスを提供しておられる、合同会社 selfreeさん主催で、[Bootstrap Night! Vol.2](https://selfree.connpass.com/event/71944/) というイベントが行われ、
そちらで私、esa社デザイナーの赤塚 ([@ken_c_lo](https://twitter.com/ken_c_lo))が、[『esa.io - 趣味から育てるWebサービスの、仲間・会社・お金のつくりかた』](https://speakerdeck.com/ken_c_lo/esa-dot-io-qu-wei-karayu-teruwebsabisufalse-zhong-jian-hui-she-ojin-falsetukurikata)という発表させていただきました。
> 自社サービスの SaaS (Software as a Service) を運営しながら、多額の資金提供を受けずに自己資本主体で運営している組織を「ブートストラップ」と呼びます。日本でもブートストラップとして素晴らしいサービスを提供する企業が近年増えてきています。
> しかしながらブートストラップ企業が、少ない人数でどのように経営やサービスを運営しているかという実態が共有される機会はほとんどありません。そこで、昨年に続き、自己資本で自社サービスを運営する企業が情報共有するためのイベント 「Bootstrap Night! Vol.2」の開催に至りました。
([【好評につき増席】Bootstrap Night! vol.2 - connpass](https://selfree.connpass.com/event/71944/) より)
日本のWeb界隈で「Bootstrap」というと、大抵あのCSSフレームワークの方が先に思い出されてしまうのですが(ちなみにesaはそっちのBootstrapも使っています)、そうではない方の「ブートストラップ」という概念、自己資本で自社サービスを運営する良さを、日本でも広めていきたいという意図で毎年1回このようなイベントをされていると、selfree 社の方々からお伺いしました。ステキです。
ちなみに、ブートストラップそのものの語源については、Wikipediaにこんな感じに書いてありました。
> 背の高いブーツでは、その上部に指やブーツフックを引っ掛けて引き上げるためのつまみや輪がついている。 「自分でブートストラップを引っ張って自分を引っ張り上げる」という表現は19世紀に、不可能な動作の喩えとして存在した。(中略)ブートストラップは「人の手を借りない努力で自身をより良くする」という意味の比喩として使用されている。この比喩表現は、「他の助けなしに行われる、自己維持のプロセス」を指す一連の表現に新しい比喩表現をもたらした。
([ブートストラップ - Wikipedia](https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%97) より)
なるほど〜〜
Bootstrap Night、すごくいいイベントでした。
似た構成で、似た思想でサービスや会社をやっている方々のお話は、すごくわかる!というものばかりで楽しい。
こういう話もっと聞きたいし、自分の中にも話聞きたい人が何人か思い当たります。
もし来年も開催するなら、何かしらスポンサーみたいな形ででもご協力できたらと思っております。
主催の selfree の皆様、本当にありがとうございました!!
- selfreeさんからのイベントレポート: [「Bootstrap Night! vol.2」イベントレポート | selfree](https://www.selfree.co.jp/2017/12/13/bootstrap-night-vol-2-%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88)
# 私の発表と補足・所感など
<script async class="speakerdeck-embed" data-id="3ff623f10a9b4d65a240d211c20b1cd6" data-ratio="1.77777777777778" src="//speakerdeck.com/assets/embed.js"></script>
- 色々スライドに書ききれなかったこともあるので、この場を借りて補足を書いていきたいと思います。もともと持ち時間が20分なのに、しゃべったら28分にオーバーしてしまって、すみません。。意外とこのテーマで言いたいことがたくさんあったんだなあと自分自身驚きました。
- esaは今までも自社サービスについて何度か発表させていただいて、サービス開発や運用のスタイル、またユーザーサポートなどの話はしたことがあったので、今回は、今まで話したこと以外のこと、それらサービスをはじめる前の環境づくりにフォーカスした話をしてみようと思い、今回この「仲間・会社・お金」というテーマにしました。(並べるとなんか微妙にうさんくさい自己啓発感のあるタイトルになってしまいましたw)
- ちなみに、CallConnectさんのお話聞いてたら、ユーザーサポートの話題だけに絞って話してみるのも面白そうだなーと思いました。機会があればそっちの話もまたしてみたいです。
- 今回の発表の密かな裏テーマとしては、p4dのようなエンジニアとデザイナーが対等に一緒に趣味でものを作れるようなコミュニティが、もっと色んな所に増えたらいいなあというのがありました。
- 自分でもそのためにできることをやっていきたいと思うのですが、自分や自分の周りの人は既に仲間と出会ってしまって満足してしまってるというのもあり、(また自分がコミュニティ運営とかが全然得意じゃないというのもあり…)… おそらく当事者である、一緒にサービスを作りたいエンジニアやデザイナーが色んな所で同時多発的に集まるようになると、もっと面白くなるんじゃないかなーと思ったりしてます。
- 今回の発表で、「p4dみたいなの作りたい!」と言って下さった方が何人かいて、とてもうれしいです。もしお手伝いできることがあれば、お声がけください。
- p4d(デザイナー向けプログラミング部)について補足
- 時間の関係上端折ってしまったのですが、デザイナー側からエンジニアにデザインを教えるという動きも結構盛り上がっており、[ズルいデザインテクニック](https://speakerdeck.com/ken_c_lo/zurui-design)などの発表もp4dの一環として行われました。エンジニアとデザイナーが垣根などなくお互いの知見を交換できる良いコミュニティでした。
- p4dのおかげで、エンジニアの友達はもとより、似たような方向を目指してて色々話せるデザイナーの友達ができたというのも個人的には初めてで、そういうのもとても嬉しかったです
- p4dは主催の海老沢さん([@satococoa](https://twitter.com/satococoa))や、デザイナー側の中心となっていた [@machida](https://twitter.com/machida) さんとかの人間力のおかげでとてもいいコミュニティができてたという面も大きいと思っており、大変大変感謝です
- あとRubyコミュニティのそのものが持つ良さみたいなのも、p4dにはあったと思います
- LLCについて
- 何年か前、[フィヨルド社](http://fjord.jp/)の [@machida](https://twitter.com/machida) さんが小規模なLLCやってる人たちを集めてLLC同盟というのを作ってて、その会になぜか全然当時LLCじゃないぼっちフリーランスの私を呼んでくれたことがあって、LLCいいなあって憧れました。
- 37signals の "Getting Real" はおそらく10年前くらい、Ruby界隈の人と知り合うだいぶ前に読んで、ああこういうのめっちゃいいなあと思って(それに引き換え当時自分が居る環境との差よ …などと思って)涙が出ました。
- 会社の登記について
- esa社はこちらにお願いしました。ざっくり全部お願いできて、登記住所や銀行などについても色々アドバイスいただけてよかったです。
- [会社設立のアトラス総合事務所](https://www.cpainoue.com/kaisha/)
- 利用規約などについて
- 書ききれなかったんですが、法人化する時に、利用規約・プライバシーポリシーはこちらの弁護士先生に依頼して作っていただきました。
- [ネット・ウェブサービスの法律相談・契約書作成は 弁護士坂生雄一](http://bengoshi-sakao.com/)
- 町の弁護士さんは民事に強い方は沢山いるそうなのですが、ビジネスの契約書や規約等に強い方は意外と少ないんだそうです。坂生先生は大手Web系企業の法務をやられていたご経験もあり、IT・ネット系の法律相談を専門とされています。[esaの利用規約](https://docs.esa.io/posts/5)などを読むとわかると思うのですが、契約書系の文書には珍しく、とても平易な言葉でわかりやすく書かれています。利用規約は本来、ユーザーにわかりやすいものであるべきというポリシーでそうされているそうです。<br/>規約系で困ったことがあるとたまに相談させていただいています。
- 黒字化について
- 意外と知られてなかったのですが、役員報酬とかを最初の年は結構押さえてたのもあり、サービス開始1年くらいで、サービスだけで黒字化してました
- その後役員報酬は充分に上げたり1人増えたりして、今年はちょっとギリギリだったので融資を受けたりしました
- お金の話は生生しいので普段は具体的な言及はできるだけ避けてますが、趣味からはじめて楽しく作っているサービスでも充分にビジネスとして成立しているということは知られて欲しいと思い、今回入れました。
色々書きましたが、たくさんの人に支えられここまで来れて、大変ありがたく感謝です。
今後、同じようなことをやりたい人の参考になったり、また勇気になったりするといいなあと思います。
個人的には、今まで書きたかったことを色々まとめられてよかったのですが、最近昔話ばっかりしてる感じになってきちゃったのであんましよくないよなーとも思っています。
来年はesaと関係ないかもしれない新しいネタを仕込んで、発表できればなあと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(\\( ⁰⊖⁰)/) 今後ともesaをよろしくおねがいします!
昨日の12/12、CallConnectというブラウザ電話のサービスを提供しておられる、合同会社 selfreeさん主催で、Bootstrap Night! Vol.2 というイベントが行われ、
そちらで私、esa社デザイナーの赤塚 (@ken_c_lo)が、『esa.io - 趣味から育てるWebサービスの、仲間・会社・お金のつくりかた』という発表させていただきました。
自社サービスの SaaS (Software as a Service) を運営しながら、多額の資金提供を受けずに自己資本主体で運営している組織を「ブートストラップ」と呼びます。日本でもブートストラップとして素晴らしいサービスを提供する企業が近年増えてきています。
しかしながらブートストラップ企業が、少ない人数でどのように経営やサービスを運営しているかという実態が共有される機会はほとんどありません。そこで、昨年に続き、自己資本で自社サービスを運営する企業が情報共有するためのイベント 「Bootstrap Night! Vol.2」の開催に至りました。
(【好評につき増席】Bootstrap Night! vol.2 - connpass より)
日本のWeb界隈で「Bootstrap」というと、大抵あのCSSフレームワークの方が先に思い出されてしまうのですが(ちなみにesaはそっちのBootstrapも使っています)、そうではない方の「ブートストラップ」という概念、自己資本で自社サービスを運営する良さを、日本でも広めていきたいという意図で毎年1回このようなイベントをされていると、selfree 社の方々からお伺いしました。ステキです。
ちなみに、ブートストラップそのものの語源については、Wikipediaにこんな感じに書いてありました。
背の高いブーツでは、その上部に指やブーツフックを引っ掛けて引き上げるためのつまみや輪がついている。 「自分でブートストラップを引っ張って自分を引っ張り上げる」という表現は19世紀に、不可能な動作の喩えとして存在した。(中略)ブートストラップは「人の手を借りない努力で自身をより良くする」という意味の比喩として使用されている。この比喩表現は、「他の助けなしに行われる、自己維持のプロセス」を指す一連の表現に新しい比喩表現をもたらした。
(ブートストラップ - Wikipedia より)
なるほど〜〜
Bootstrap Night、すごくいいイベントでした。
似た構成で、似た思想でサービスや会社をやっている方々のお話は、すごくわかる!というものばかりで楽しい。
こういう話もっと聞きたいし、自分の中にも話聞きたい人が何人か思い当たります。
もし来年も開催するなら、何かしらスポンサーみたいな形ででもご協力できたらと思っております。
主催の selfree の皆様、本当にありがとうございました!!
- 色々スライドに書ききれなかったこともあるので、この場を借りて補足を書いていきたいと思います。もともと持ち時間が20分なのに、しゃべったら28分にオーバーしてしまって、すみません。。意外とこのテーマで言いたいことがたくさんあったんだなあと自分自身驚きました。
- esaは今までも自社サービスについて何度か発表させていただいて、サービス開発や運用のスタイル、またユーザーサポートなどの話はしたことがあったので、今回は、今まで話したこと以外のこと、それらサービスをはじめる前の環境づくりにフォーカスした話をしてみようと思い、今回この「仲間・会社・お金」というテーマにしました。(並べるとなんか微妙にうさんくさい自己啓発感のあるタイトルになってしまいましたw)
- ちなみに、CallConnectさんのお話聞いてたら、ユーザーサポートの話題だけに絞って話してみるのも面白そうだなーと思いました。機会があればそっちの話もまたしてみたいです。
- 今回の発表の密かな裏テーマとしては、p4dのようなエンジニアとデザイナーが対等に一緒に趣味でものを作れるようなコミュニティが、もっと色んな所に増えたらいいなあというのがありました。
- 自分でもそのためにできることをやっていきたいと思うのですが、自分や自分の周りの人は既に仲間と出会ってしまって満足してしまってるというのもあり、(また自分がコミュニティ運営とかが全然得意じゃないというのもあり…)… おそらく当事者である、一緒にサービスを作りたいエンジニアやデザイナーが色んな所で同時多発的に集まるようになると、もっと面白くなるんじゃないかなーと思ったりしてます。
- 今回の発表で、「p4dみたいなの作りたい!」と言って下さった方が何人かいて、とてもうれしいです。もしお手伝いできることがあれば、お声がけください。
- p4d(デザイナー向けプログラミング部)について補足
- 時間の関係上端折ってしまったのですが、デザイナー側からエンジニアにデザインを教えるという動きも結構盛り上がっており、ズルいデザインテクニックなどの発表もp4dの一環として行われました。エンジニアとデザイナーが垣根などなくお互いの知見を交換できる良いコミュニティでした。
- p4dのおかげで、エンジニアの友達はもとより、似たような方向を目指してて色々話せるデザイナーの友達ができたというのも個人的には初めてで、そういうのもとても嬉しかったです
- p4dは主催の海老沢さん(@satococoa)や、デザイナー側の中心となっていた @machida さんとかの人間力のおかげでとてもいいコミュニティができてたという面も大きいと思っており、大変大変感謝です
- あとRubyコミュニティのそのものが持つ良さみたいなのも、p4dにはあったと思います
- LLCについて
- 何年か前、フィヨルド社の @machida さんが小規模なLLCやってる人たちを集めてLLC同盟というのを作ってて、その会になぜか全然当時LLCじゃないぼっちフリーランスの私を呼んでくれたことがあって、LLCいいなあって憧れました。
- 37signals の "Getting Real" はおそらく10年前くらい、Ruby界隈の人と知り合うだいぶ前に読んで、ああこういうのめっちゃいいなあと思って(それに引き換え当時自分が居る環境との差よ …などと思って)涙が出ました。
- 会社の登記について
- esa社はこちらにお願いしました。ざっくり全部お願いできて、登記住所や銀行などについても色々アドバイスいただけてよかったです。
- 会社設立のアトラス総合事務所
- 利用規約などについて
- 書ききれなかったんですが、法人化する時に、利用規約・プライバシーポリシーはこちらの弁護士先生に依頼して作っていただきました。
- ネット・ウェブサービスの法律相談・契約書作成は 弁護士坂生雄一
- 町の弁護士さんは民事に強い方は沢山いるそうなのですが、ビジネスの契約書や規約等に強い方は意外と少ないんだそうです。坂生先生は大手Web系企業の法務をやられていたご経験もあり、IT・ネット系の法律相談を専門とされています。esaの利用規約などを読むとわかると思うのですが、契約書系の文書には珍しく、とても平易な言葉でわかりやすく書かれています。利用規約は本来、ユーザーにわかりやすいものであるべきというポリシーでそうされているそうです。
規約系で困ったことがあるとたまに相談させていただいています。
- 黒字化について
- 意外と知られてなかったのですが、役員報酬とかを最初の年は結構押さえてたのもあり、サービス開始1年くらいで、サービスだけで黒字化してました
- その後役員報酬は充分に上げたり1人増えたりして、今年はちょっとギリギリだったので融資を受けたりしました
- お金の話は生生しいので普段は具体的な言及はできるだけ避けてますが、趣味からはじめて楽しく作っているサービスでも充分にビジネスとして成立しているということは知られて欲しいと思い、今回入れました。
色々書きましたが、たくさんの人に支えられここまで来れて、大変ありがたく感謝です。
今後、同じようなことをやりたい人の参考になったり、また勇気になったりするといいなあと思います。
個人的には、今まで書きたかったことを色々まとめられてよかったのですが、最近昔話ばっかりしてる感じになってきちゃったのであんましよくないよなーとも思っています。
来年はesaと関係ないかもしれない新しいネタを仕込んで、発表できればなあと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(\( ⁰⊖⁰)/) 今後ともesaをよろしくおねがいします!