Ruby biz グランプリ 2017で特別賞をいただきました
本日、Ruby biz グランプリの表彰式が開催され、esaが特別賞をいただきました! (\( ⁰⊖⁰)/)
各自から一言
深谷 @fukayatsu
とても嬉しいです。約3年半前に最初のバージョンをリリースした当時は、まさか数年後にこんなことになっているとは思いもしませんでした。ここまでこれたのは、RubyやRubyに携わる人々、たくさんのフィードバックを頂いたユーザーの皆様のおかげです。今回の受賞を励みにして、これからもよりよいサービスを提供できるよう努力していきます。
赤塚 @ken_c_lo
大変嬉しいです!Rubyに関わる人達の、作り手自身の楽しさや手触りの良さを大切にするマインドにとても触発され、自分達もそのようなプロダクトを作っていきたいと考えていました。esaは技術面のみならず精神面においてもRubyだからこそできたプロダクトだと感じています。Rubyに関わる方々をはじめ、esaを使ってくださる皆様、好きでいてくださる皆様、esaに関わるみなさまに改めて御礼申し上げます。
越川 @ppworks
今年の2月に正式にesaへJOINしてから、約1年が経ち3人体制となった2017年というタイミングにこのような名誉ある賞を頂けたこと、大変嬉しく思います。Rubyを使いはじめてから開発がより楽しめるようになれました。Rubyに関わるすべてのひとに感謝しております。今後もesaを通して、ユーザーの皆さまのよりよいチームづくりのお手伝いができるよう励んでいきたいと思います。
今回、esaがやっていることを、Rubyのおかげでできていることを、審査員であるまつもとさんや笹田さんに読んでいただきたくて、Ruby bizグランプリへの応募要項をがんばって書きました。
せっかくなので、応募要項の中からConfidential な部分を除いて公開して、esaがどんなことをやってるのかをより皆様に知っていただければと思います。また、受賞インタビューの原稿も公開します(\( ⁰⊖⁰)/)
2.商品・サービス
(1)商品・サービスの名称等
商品・サービス名
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esa - Expertise Sharing Archives for motivated teams. -
商品・サービスのキャッチフレーズ
サービス等の特徴、特にPRしたい項目を一言で説明してください。
(例)テクノロジードリブンで世界市場にチャレンジ 等
商品・サービスが「BtoB」、「BtoC」、「CtoC」のうちどの領域であるかを示してください。
基本的には企業をメインターゲットとした B to B ですが、非営利団体や個人で利用している方も多くいらっしゃいます。
2)商品・サービスの概要
商品・サービスの内容を説明してください。
(例えば、事業領域、顧客ターゲット・顧客アプローチとその提供方法の特徴等を簡潔に記載)
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サービス概要
- esa.io は「情報を育てる」という視点で作られた、 自律的なチームづくりのためのドキュメント共有サービスです。
情報は最初から完璧ではなくチームメンバー間で徐々に洗練させて育てていくという「情報の時間軸」に着目した設計のため、思いつきのアイデアやもやもや考えていることなどの未完成な情報をボトムアップで気軽に共有しやすく、またそれらをメンバー間でブラッシュアップし社内のプロジェクトや業務知識などの形式知にまで育てることができます。
情報を育てることを通して、各自がいきいきと発案しオーナーシップを発揮して動けるような、自律的なチームづくりを支援します。
また、Markdown形式で書ける使い勝手のよいUIをはじめ、編集途中でも気軽に仲間に共有することができる「WIP」機能、柔軟に編集できるカテゴリ機能など、情報共有や整理に対する障壁を下げるための様々な仕組みを用意しています。
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用途
- 社内規定や仕様書、議事録等の公式文書の共有をはじめ、社員からボトムアップで出る気軽なアイデアや問題提起、また日報や週報の共有等、様々な用途にご利用いただけます。
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顧客ターゲット
- 1人〜300人程度の規模のIT企業を中心とした会社・団体・個人にご利用いただいています
- エンジニアやデザイナー等開発に携わる職種を中心に、企画・営業職やバックオフィスの方々にも活用いただいています
- 個人やご家庭、趣味の団体での情報共有にお使いいただいているケースも多数あります
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顧客アプローチ方法
- 技術カンファレンスでの発表やスポンサー活動を通し、メインターゲットであるWebエンジニアからの認知を得ています
- RubyKaigi、Asakusa.rb など多くのOSSやWeb技術関連のコミュニティやカンファレンスの運営用ツールとして、esaを無償提供することによって、技術者からの認知を得ています。
- 細やかなカスタマーサポート(可能な限り数分以内での返信を心がけています)や、フィードバックを受けてからの迅速な改善を通じて、ユーザーからの評価を得ています
- 基本的に広告宣伝にお金をかけることはせず、開発者コミュニティからの共感・支持をベースに、徐々に口コミで広まっています
3.事業の成長性と持続性
(1)新規性・独創性・優位性のPR
①事業概要、新規性
- 当該サービス創出を目指すうえでのねらい等を説明してください。
- 当該ビジネスモデルを構築した時の背景、経緯及び視点を説明してください。
※ビジネスモデルの目の付け所、業界等において既に普及しているものではない等
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開発者の習慣を、サービス設計に取り入れる
- esaのサービスを作った背景に、チームの構成員がそれぞれ上からの押し付けではなく、ボトムアップで自発的に情報発信するようになることが、より生き生きとしたチームづくりや、より良いプロダクト開発につながるのではないかという問題意識があり、それを解決するようなシステムを作りたいと考えました。
- esaのサービスコンセプトを作る際に、特に大きなヒントとなったのは、GitHubを介して行われるWebサービス開発の手法でした。例えばGitHubでプルリクエストを送る際に「WIP」という接頭詞をPRのタイトルにつけて、「作り途中だけど一旦共有する」という意思表示をするという方法が2014年頃から流行りはじめたのですが、このWIPで早めの情報共有をすることが、発信の敷居を下げ円滑なコミュニケーションを促進するということを、私たちは開発現場で体感していたため、これをサービス設計に取り入れました。
- 他にも、ボトムアップで自律的な情報共有や、情報整理に役立つ様々な工夫をしていますが、その多くは、開発者が日頃慣れ親しんでいる習慣と親和性が高いものになっています。開発者の思想をふんだんにサービス設計に取り入れながらも、デザイン等を工夫することで開発者以外の職種の人にも親しみやすい形にして提供していることが特徴です。
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Rubyコミュニティ発、開発者の趣味プロダクトから始まったサービス
- esaはもともと会社ではなく、エンジニアの深谷とデザイナーの赤塚による、趣味のプロジェクトからスタートしました。
当時、「P4D(デザイナー向けプログラム部・現在は活動休止中)」というRubyエンジニアが中心となり、デザイナーを集めてGitやRailsを教えて一緒に趣味でWebサービスを作るコミュニティがありました。このコミュニティ活動の一貫として、開発合宿やハッカソンを行っており、Rubyエンジニアとデザイナーが協業して、様々なプロダクトを生み出していました。esaもそのうちの1つです。
- 2014年5月に行われた2日間の P4D開発合宿でesaは誕生し、その後、周囲の開発者のコミュニティで使い続けながら毎日改善を続けました。そのうちに、周囲で良い情報共有ツールを必要としているという会社からお声がかかり、クローズドβという形で試用していただいたらとても感触が良かったため、サービス誕生から半年後の2014年11月に法人化し、さらに2015年の年明けと同時に正式有料版リリースという流れになりました。
- 現在、創業してもうすぐ3年になりますが、創業メンバーの深谷、赤塚に加え、エンジニアの越川の3名、全てエンジニア・デザイナーという開発メンバーだけで、会社とサービスを運営し、開発者による開発者のためのプロダクト作りに専念しています。
②独創性・優位性
- 類似商品・サービスと比較して独創性、優位性がある部分を説明してください。
※独創的なアイディアに富んでいる部分、類似のものがあっても新たな価値や使い勝手が付加されている部分等
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コンセプトドリブンのサービス設計
- 類似の機能を持ったサービスは複数存在するのですが、esaの際立った特徴として、徹底したコンセプトドリブンのサービス設計であることが挙げられます。
- 上記の「商品のキャッチフレーズ」の項目でご紹介した「情報を、育てたい。」というコンセプトを、esaのサービス作りにおいて私達は最重要視しています。
上記で紹介した「WIP」機能や、柔軟に編集できるカテゴリの機能など、esaを構成する様々な機能や要素は、全てコンセプトに収束するように設計しています。
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書きやすいエディタUI
- esaのエディタは、他サービスと比較してもMarkdownの文書が際立って書きやすいという評判を多数いただいています。
画面の左側に入力して、右側で確認できるリアルタイムプレビュー機能や、画像をコピー&ペーストだけで貼れる機能、面倒なMarkdownのテーブルなどを楽に書ける機能など、細やかで気の利いた沢山の工夫が、軽快で使い勝手のよいエディタを実現しています。
- GitHubなど他サービスのテキストエリアでもesaのエディタの便利さを享受したいという声から、他サービスのテキストエリアでesaの入力補完が使えるChrome拡張もリリースし、多くの方々に使われています
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親しみやすいデザイン
- 無駄を削ぎ落としたシンプルなUI設計、優しい配色、使い心地の良さにこだわったデザインも特徴です。開発者ではない職種のユーザーからも「esaだと書くのが楽しい」との声をたくさんいただいています。
- キャラクターのトリも人気で、Tシャツやステッカー等のグッズが多数売れています。
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ユーザーコミュニティと共に作るサービス
- esaはユーザーやサードパーティー開発者とゆるやかにつながり、ユーザーとともにサービスを育てています。
もともと開発者コミュニティから生まれ、周囲の様々な方々の支えや協力のもとに育ってきた出自からも、自然とそういったスタンスが根付きました。
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細かやかで迅速なユーザーサポート
- 上記でも少し触れましたが、開発者自身によるユーザーサポートもユーザーとの共創の一環として考えています。
- ユーザーからのフィードバックが入ると、Slack、GitHubのIssue、メールと3箇所に通知され、可能な限り迅速に、通常であれば5分〜10分程度でユーザーに開発者自身から返信をしています
- すぐに取り入れられるような要望をいただいた場合は、その日のうちに実装・デプロイし、ユーザーにお知らせすることも多々あります。
また、実現が難しい要望の場合でも、なるべくその背景や意思決定に至ったポリシーなどをユーザーに伝えて、ご理解いただけるよう努めています。
また、ユーザーが要望に至った背景などもなるべく細かくヒアリングし、問題の根本解決をともに探っていけるようなサポートを心がけています。
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開発者向けAPIの提供、外部の開発者によるサードパーティーツールも多数
- esaは外部の開発者により便利に使ってもらえるよう、APIを公開しています。
- これを利用して、iOS や Android、MacOS 等のネイティブアプリをはじめ、Go言語やNode.js、PHP などの Ruby 以外の言語のクライアント、各種エディタのプラグインやブラウザの拡張等、多数のサードパーティーツールが外部の開発者によって制作・公開され、独自のエコシステムを形成しています(現在弊社で把握しているだけでも30を超えるツールが作られています)。
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ユーザーとの交流イベント「esa meetup」
- esaユーザーを集めて、より良い情報共有のあり方について意見を交換する「esa meetup」というイベントを過去3回開催いたしました。
1度目はピクシブ株式会社、2度目は株式会社Misoca、3度目はDISTという勉強会コミュニティと、それぞれユーザーでもある会社・団体から主催をお申し出いただき、開催することができました。
(2)市場性・成長性のPR
現在の事業規模(事業化の成果・実績、成長度合)
- 現在の事業規模を説明してください。
※本サービス等の特徴を数値指標等により説明。例えば、売上、利益率等、顧客数、利用者数(アクセス数、PV数等)、利用者の全国分布等(国内他地域への横展開)、サービスの利用者の満足度をどのように向上させているか等
- 近年(3年以内)の成長度合いを説明してください。
※上記①の現在の事業規模と併せての説明も可。また、説明記述に合わせて縦軸を業績指標(利用者数・売上等)、横軸を時間にした図での説明でも可。
- 市場の成長を促進する工夫等(顧客ニーズに応えるための創意工夫、事業検証・フィードバック・広報等)を説明してください。
(中略)
市場の成長を促進する工夫
- 開発者自身による、細やかで迅速なユーザーサポート(前述)
- 開発者コミュニティ・カンファレンスへの積極参加・運営ツールとしての無償提供(前述)
- キャラクターグッズ販売(前述)
(3)将来性のPR
今後の展望等
- 中長期ビジョンとその実現方法を説明してください。(市場動向を的確に把握)
※市場動向の把握状況、2~3年後の事業イメージ
(売上規模、従業員規模、進出地域、発展可能性・方向性等)
- 事業プロセスの特徴(新しい発想・利用者や市場変化の対応)、成長軌道に乗せるための創意工夫点(持続可能な設計・仕組み)を説明してください。
(中略)
今後予定する施策
4.Rubyの関わり方(優位性のPR)
次の図例イメージを参考に、システム全体のアーキテクチャ図(システム概要図)を自由に記載し、その中でRubyが使われている部分及びその内容を示してください。図例を使って記載していただいても結構です。
アーキテクチャ図の可視化
※ 一般的なRailsアプリの構成としては、静的コンテンツの配信のためにnginxを使うことが多いのですが、esaではS3とCloudFrontで静的コンテンツを配信しているため、nginxを使用しておりません。
利用技術一覧
esa - esa Tech Stack | StackShare
(1)Rubyの採用理由
上記の設問(アーキテクチャ図等)を踏まえ、Rubyをその部分に使うことにした「ビジネス上」「技術上」の背景とその理由(採用理由)や、実際に使って実感したRubyの強み・メリットを説明してください。
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開発者自身の手になじむ技術がRubyやRailsであったこと
- もともと開発者の趣味プロダクトからはじまったというesaですが、ビジネス化した今でも、開発者自身が趣味のようにモチベーション高く楽しみながらコードを書くことが、最善のアウトプットにつながり、良いプロダクト作りやユーザー体験に結びつくと信じています。
Ruby や Rails のもたらす手触りの良さ、コードを書く楽しさは、私達の日々のプロダクト改善において、最も力を与えてくれた要素の1つです。
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Rubyの活発な技術者コミュニティとの親和性
- 前述のように、esa自体がRubyのコミュニティから生まれたサービスなのですが、周囲にコードを書いたりサービス開発したりすることを心から愛する人達が集まって、利害関係なく共に協力して作ったり支援してくれたりする環境に恵まれていました。
Rubyコミュニティでなければ、このような一緒に作れる仲間に出会うことができなかったと思います。
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Railsの隆盛にともない、スピーディーなサービス開発に最適な状況が整っていたこと
- esaは作業開始から最初のデプロイまで2〜3日ほどしかかからず、その後毎日のように改善とデプロイを繰り返してきました。
また、現在のサーバ環境はAWSですが、リリースから2年ほどはHerokuを利用してきました。
少ない人数で素早くサービスを作っていち早くローンチし、改善プロセスを回すのにも Railsは最適でした。
(2)アーキテクチャの難易性等(加点要素)
アーキテクチャ面や技術分野・領域において、画期的なRubyの使い方をされている場合、その内容と、Rubyならではの強み・メリットを記載してください。
※例えば、科学技術計算、連携、クライアント側、分散実行、エッジ・分散コンピューティング、データ解析等
※また、IoT領域、機械学習、ディープランニング等の新たな領域
※その他、他言語からRubyに替えた経緯、システム内の他言語との親和性など
- Plant UMLサーバーをJRubyを用いて開発することで、Javaの資産を活かしつつRubyの開発効率の良さを享受することができました。結果として作業開始から半日ほどでUML描写機能をリリースすることができました。
- サービスに関わる機能の記述をなるべくRubyに統一することで、少ない人数でモチベーションを保ったまま素早い開発ができました。
- 常に最新バージョンのRubyとRailsを使い、毎日Bundle Updateをしています。毎日Botがgemのアップデート状況をチェックしてプルリクエストを送ってくるのですが、それを確認してアップデートすることが毎日の開発のリズムを作るのにも役立っています。
(3)システム外での貢献(Rubyの普及啓発)
人材教育の貢献(社内外における勉強会の開催等)、OSS関係コミュニティ等への貢献度(関わり方)、Rubyコミッターの採用、Rubyを通じた他社との連携など
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OSSイベント・コミュニティ向け無償ツール提供
- esaは、Rubyコミュニティの活動の中で趣味のコードから生まれ、またRubyをはじめとする様々なOSS技術の恩恵を受けながら活動してきました。
そのささやかな恩返しとして、OSS関連や技術系のイベント・コミュニティの運営ツールとして、esaを無償で提供しています。
- Rubyコミュニティでは、RubyKaigi をはじめとして、Asakusa.rb、Ginza.rb、Fukuoka.rb等多数、またRuby以外でも、東京Node学園、DIST、ハッカーズチャンプルー等、多数のイベント、コミュニティに提供しています。
- イベント登壇・利用技術のアウトプット
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RubyKaigiスポンサー
- 2015年 (東京・銀座): ツールスポンサー + ビジュアルデザイナーとしての協力
- 2016年 (京都): ツールスポンサー + ゴールドスポンサー
- 2017年 (広島): ツールスポンサー + シルバースポンサー
- 技術者向けAPI提供・サードパーティ支援(前述)
5.事業の社会的な影響度(事業の実効性・インパクト)
産業や業界の発展や地域社会・経済の向上等への貢献度、波及効果を説明してください。
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ユーザー企業の発展への貢献
- esaをきっかけに新しい事業や仕組みが社内にボトムアップで生まれたり、様々な問題が可視化され改善されたり、会社内の円滑なコミュニケーション手段として、なくてはならないものになっているという嬉しい報告を多数いただいています。
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自分のプロダクトを作って生きていきたい開発者に対するエンパワー
- エンジニアの趣味のコードから生まれたサービスを、少数の開発者でビジネスとして軌道に載せていることは、他の多くの同業者を勇気づけることができるのではないかと考えています
6.その他独自の特色ある事項、アピールポイント
その他、取り組みや活動のアピールポイントや、特徴的な会社の文化等を記載してください。また、他のコンテスト実績等
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全員が技術者(エンジニア・デザイナー)であり、代表者
- esa社は現在、エンジニア2人、デザイナー1人の、全員が実際に手を動かして作る技術者3人で構成され、また全員が同権でフラットに合同会社の代表社員を努めています。
- 一風変わった組織形態ですが、プロダクトを作ることからはじまり、それぞれが全力でサービスにコミットメントをしてきた私達にとっては、自然なあり方であると考えています。
- 少人数でフラットな構成のため、意思決定もスピーディーに行われ、素早くユーザーに価値を届けることができます。
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ChatOpsや外部SaaSの活用による徹底的な省力化で、少人数でも余裕ある会社運営が可能に
- サーバ監視もチャットにログを流し、何かがあったらすぐに対応できるようにしています
- Twitterのエゴサーチの検索結果もSlackに流し、ユーザーからの反応を常時観察しています
- 経理や事務作業もできるかぎり自動化したり、外部のサービスやパートナー会社を活用し、社内のメンバーは開発に集中できるような体制になっています
- 例えば、毎月のクレジットカード明細や売上記録なども、チャットコマンドから出力し税理士さんに提出するような仕組みを作っています。
また毎月の給与振込もチャットコマンドからできるようになっています。
- オフィスの電気やエアコン等もチャットからコマンドで制御することができ、消し忘れなどを防いでいます
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無理せず・楽しくつくる
- 私たちは、開発者自身が無理をせず、楽しくモチベーションが上がる動き方をすることが、最良のアウトプットにつながり、結果より良いプロダクトでユーザーに貢献できると信じています。
- そのため、夜更かし・徹夜をしない、開発スケジュールを決めない等の、私達自身のモチベーションや楽しさを重視したユニークなルールを守って開発を続けています。
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2015年 MVP Award テーマ賞受賞
7.参考資料(該当がある場合)
概要説明図やこれまでの発表資料、新聞・雑誌の記事等を添付してください。
※取り組み内容を把握するうえで必要な最小限の分量とし、A4サイズ(縦・横問いません)の電子データ(上限50MB)に加工のうえ、応募用紙とあわせて送付してください。
添付された資料の名前を記載してください。
↓ 概要・機能の追加説明と、発表・掲載記事の内容をPDFにまとめました。下記よりダウンロードくださいませ。
esa-rubybiz.pdf (9.8 MB)
受賞インタビュー(原稿 by @fukayatsu)
1 受賞おめでとうございます、今のお気持ちをお聞かせください。
ありがとうございます。大変光栄です。
今まで頑張ってきたことがまた1つ報われたように感じます。
2 Rubyとの出会い、Rubyでビジネス展開しようと思ったきっかけがあれば教えてください。
最初の出会いは、大学時代に実験データの処理にRubyを使ったことでした。
Rubyの記述スタイルや柔軟性・バランスの良さなどが気に入り、esaを作るまでの間も主にRubyで仕事をしていました。
esaというサービスに関して言えば、我々の場合はRubyやRailsを使って趣味でWebサービスを作っていたのが結果的にビジネスになっていったというのが実際に近いですね。
3 特に工夫された点、Rubyだからこそ実現できたというポイントがあれば教えてください。
もともとチームとしてあまり人数を増やすことを考えていなかったので、開発・運用・経理作業など可能な限り自動化しています。給与振込なども自分達で行うのですが、チャットツール上でRubyのスクリプトを実行すると振込が実行される仕組みになっています。
RubyやRailsが、それを使って開発すること自体が楽しかったからこそ、趣味で始めたWebサービスがビジネスとして成立するまで続けてこれたのかなと思います。またRubyコミュニティの皆さんにもサービスを使って頂いたり、RubyKaigi等のイベントでよい刺激を頂いたりとお世話になっております。
4 今回の受賞によって、今後、Rubyを使ったビジネス展開やサービスの拡充を(期待や希望、豊富など)お聞かせください。
現在国際化対応や・モバイルアプリ等の準備を勧めております。また、現在esaは社内のprivateな情報を扱うことに特化しておりますが、ブログのようにpublicな情報を発信できるような機能を検討しております。記事の作成や編集も、より便利に楽しく行えるようにしていきたいですね。
より多くの人に、より快適に使って頂けるように、これからも開発していきたいと思います。どうもありがとうございました。