はー、暑いですね。 デザイナーの @ken_c_lo です。
先日開催された、『Rails Developers Meetup 2018 Day 3 Extreme』 というイベントで、発表してきましたのでご報告エントリです。(今回esaの話はほとんど出てきませんmm)
エンジニアのためのスライドデザイン実践講座 / How to design presentations for engineers - Speaker Deck
Railsdmには、AMAというQ&Aサービスが主催の @yhirano55 さんにより用意していただいており、こちらにいただいたご質問にお答えしていくとともに、また懇親会などでいただいたご質問などにもお答えして、スライドの補足にしたいと思います。
[Day 3: B-18] エンジニアのためのスライドデザイン実践講座 | AMA
ふきだしを使うシチュエーションによっても変わってきそうですね。
例えば対比を表すためにふきだしを2つ並べた時なんかは、大きさを統一するとともに、中の文字数もなるべく近くして、似たフォーマットにした方が対比がわかりやすくなって良いと思います。 ( →スライド27ページのような感じです)
一方、個別に説明したいことがあって、ふきだしを使っている場合は、特にふきだしの大きさを合わせなくてもよいと思います。 (→スライド60ページのような感じです)
文字の大きさは、使い方によって相対的に変わってきそうなので、今回ちょっと明確な言及を避けてしまったのですがmm 、例えば スライド60ページ のような状況でしたら、20ptくらい…、最小でも16ptくらいがよいかなあと思います。
はい、タイトルの文字数を調整することもありますし、文字の大きさを調整してピッシリ合うように調整することも多いです。 また、触れるの忘れましたが、キリのよいところで改行するというのも大事ですね。
デザイン仕事に必ず役立つ 図解力アップドリル | 原田 泰 |本 | 通販 | Amazon
よい本でした。デザインにおける色んな表現方法のバリエーションやそれぞれの考え方を丁寧に掘り下げて解説しています。意図や考え方を的確にデザインに反映させるために、役立つ知識になると思います。
帯やタイトルにはデザイナー向けと書いてあり、確かにデザイナーにも役に立つ内容だと思うのですが、ノンデザイナーやエンジニアにとっても、デザインとはどういうものなのか?を理解するためのよい内容になっていると思いました。
今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ | アビー・コバート, 長谷川敦士, 安藤 幸央 |本 | 通販 | Amazon
情報設計する時に考えるべきことを、かなり上位の前提の段階から、概念的にわかりやすく整理して教えてくれる本でした。いい本でした。
(すみません、会場で『みんなではじめる情報設計』って言ってしまったんですが、書名間違えてました。。『みんなではじめるデザイン批評』と多分混ざりましたmm)
そういえば、コード出てこなくてごめんなさいmm
考えられる対策としては
これに答えるべく、連休の間自分の人生を振り返って考えてたんですが、コレっていう答えが見つからず…自分の事はよくわからないものだなあ。。
おそらくは、デザイナーになって最初に入った職場の体験が大きいのかなあと思っております。 最初の職場はWebではない、少人数のデザイン事務所で冊子やパンフレットやポスターなんかのデザインを主にやってたんですが、回りの先輩たちがみんな優秀だったのでそのアウトプットを見て学んだところが大きいです。
あと、その職場では、デザインと同時にプレゼン企画書を作ってて、例えば会社案内のような冊子ものだと台割りとかコンテンツ企画とかも自分で考えて、企画書を作り込んでデザインカンプと一緒にプレゼンするということをやってたんですが、そのへんの体験が情報設計とデザインの両輪を理解する上で、糧になっている気がします。(プレゼンのトークは社長や広告代理店の人がやってくれたので、トーク力は上がりませんでした。)
あと、デザイナー同士でレビューし合うという習慣があったのも大きいかもしれません。必ず誰かに何回か見てもらって、文字校正をはじめ、揃っていない箇所とかを指摘し合うということを日常的にやってました。
自分は割とクラシカルな「師匠の背中を見て育つ」的な職人的な徒弟制っぽい世界で育った人間だと思うんですが、今は若くても優秀な方がたくさんいて、知の高速道路を感じて大変眩しいです。
そんなご時世に、「どうやったらデザインができるようになるんですか?」という質問に対して、「先輩の背中を見て育て」「修行!」みたいなのもなんかすごい老害っぽいので言いたくないんですよねえ。しかしじゃあ何が言えるんだろうというところで、まだこれといった答えが出ず… 本なども読んで学びつつ日々模索中ですmm
そうなんですよねえ。。
もともと自分が、しゃべるのがすごく苦手で、資料に全部しゃべることを書かないとしゃべれない、Presentation Zenやジョブズみたいなカッコイイプレゼンスタイルが真似できない…という悩みから、仕方なくこういうやり方をしていました。
しかし、いざWebで公開してみると、しゃべるべきことがスライドに全部書いてあるので、リアルタイムで見ていない人にもスライド単体で伝えることができるということから、意外と「わかりやすい」と評価をいただけたりしたので、今回はそのやり方を紹介させていただこうという趣旨でした。
えらそうな主語のでかいタイトルつけちゃったせいで誤解を招いてしまったかもしれませんが、決してこのやり方が正解ということはなく、1つのやり方として捉えていただければ幸いです。
しかし、Webに資料を広く公開することが前提になったせいで、従来タブーとされていたやり方がそれなりに有効になってきたというのは、面白い現象だなあと思っております。
あと、しゃべりやすさという面で言うと、この方法は確かにイマイチなので、今後そのへんをもっと改善していきたいと思っております。
そうなんですよねえ。。
バランス感覚の部分に関しては、こうすればできるよ!といった回答が難しくて、何度もやってみて失敗を繰り返して学んだりするしかないのかもしれません。また、識者からレビューされたりするのもよさそう。
エンジニアの方々は、情報設計はむしろ専門分野なのでよくできる方がほとんどなのではないかと思っており、それをデザイン的に落とす時の引き出しを多く知っていればできてしまいそうな気もしています。
写経のように、既存の良いデザインをトレースして作ってみるというのも有効かもしれません。
また、個人的にオススメしたいのが、ただトレースするだけではなく、自分のオリジナルの目的に適用しつつ既存のものを真似してみるということです。これをやってみると、既存の良いものの背景にある意図などがわかってきたり、また応用力もついてきそうです。
Railsdm、前回に引き続き 今回も発表させていただき、ありがとうございました!
毎回、本当に素晴らしいイベントで、聴けた発表もどれも素晴らしくて、久しぶりの友達や、初めての方、ネットで知ってたけど初めてリアルで会えた方もいて、本当に楽しかったです。
また、色んな方から発表へのフィードバックもいただけたのもよかったです。
改めて、主催のカルパスさんをはじめスタッフの方々、講演者の方々、お会いできた方々、ありがとうございました!
ハッカーズチャンプルー、Railsdmと素晴らしいイベントで立て続けに出させていただけて、とても楽しく幸せでした。
柄にもなく外向きの発表が続いたので、しばらくは家に籠もってesaの開発を粛々と進める毎日を送りたいと思います( ⁰⊖⁰)"
暑いしな。