6月23日(金)に、DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」 というイベントが、東京・中野の東京テクニカルカレッジにて開催されました 🎉
esa社からはエンジニアの越川 @ppworks が、かつてはesaの1ユーザーから運営者となった経験から、会社でこのようにesaを使って欲しいという思いを込めて、『esa.ioのご紹介 〜気軽に思いを発信できる文化を作ろう〜』という発表をさせて頂きました。
越川(@ppworks)は、前職で100人を超える規模の会社でesaを導入し、普及と活用を進めた経験があり、今年からesaの開発運営に携わっています。esaのユーザーと運営者と両方を経験していることから、ユーザーの立場にも立ったesaの紹介をしていただきました。
「思いやり情報共有」という言葉が印象的で、それは全ての情報共有のベースになるとのこと。
esaの特性の1つである「雑」に意見を発していけることは、基本的にはとてもいいことだと思うのですが、単に雑なだけだと混乱を呼んだり、誰かを傷つけたりしてしまうかもしれない。思いやりとセットで発言のハードルを下げていくことが大切なのだろうと思いました。
esaはそういった思いやりのあるコミュニケーションを促進するような仕組みを今後も目指していきたいと思います。
spice lifeさんは、esaがまだ法人化もしておらずクローズドβで運用していた頃から、全社を挙げて積極的にesaを導入してくださった会社さんです。
Tシャツを作れる・買えるサービス、TMIXや、STEERSを開発・運営されており、それらのサービス開発をいい感じに回すためのesaの使い方についてお話してくださりました。
esaで知りたい情報を検索してサクッと出てこなかったら、ストック記事として整理するというスタイルが個人的に好きだなあ、esa的だなあと感じました。確かに、最初からきちんと整理しようと意気込むと、逆に情報を出しづらくなったり、手間をかけて整理した情報が全く要らないものになってしまったりするかもしれません。
プログラミングの世界にある、「YAGNI」(機能は実際に必要となるまでは追加しない)という考え方に通じるものを感じました。
一方で、カテゴリの設置ルールは基本放任にしていたところ問題も生じ、先日の小久保さんのエントリを参考にカテゴリわけを再考したところ、改善したとのこと。
色々な会社さんのesa運用の話を聞きますが、いきいきとしたチームコミュニケーションのために、いい意味で雑・放任にする部分と、きちんと整理して決まりを作っていく部分と、両面でのアプローチが必要なのかなあと思いました。
いい感じにチーム開発が回るということを、「なめらか」と表現されていたのも印象的でした。なめらかってわかる!
@llminatoll こと湊川あいさんは、書籍執筆やフリーランスのお仕事でesaを活用してくださっています。
原稿執筆を最初はesaでざっくりしたところから行い、大体できてきたところでGitHubに移行、その際にMarkdownのエクスポート機能がそのまま使えたというのが面白かったです。esaのエクスポートファイルは、esaのカテゴリがそのままフォルダになってるので、確かに書籍の章ごとの編集などにも活用できそうですね。
また、原稿を納品する際に、URLの末尾を .md
にして、素のマークダウンをコピーしてもらうという技もなるほどでした。
また、1人で仕事をしていると、進捗が客観的に振り返りづらいので、モチベーション維持にesaに「◯◯をした日」というタイトルで日報を書いている、という話も大変共感できました。お仕事内容だけじゃなくて、雪合戦した日とか書いてあるのもよかった。過ごした1日1日が、大切なものに思えてきそう。真似したいです。
以前、esaで作られるチームの人数割合を調べたところ、全チーム中約3割が1人チームという結果が出ました。esaを作った当初は、1人で使われることはあまり念頭に入れていなかったので、嬉しい誤算でした。そんな「ぼっちesa」ユーザーのための、ハカドリエッセンス満載の発表でした。
スライドも発表も大変わかりやすく楽しくて、わかばちゃん本そのままだなあと感動でした。
あの@hyuki先生とのやりとりもesaでされていたのですね 👻
@yusuke_kokuboさんは、以前名古屋でMisocaさんに開催していただいた esa meetup @ Misoca での「Misoca事例紹介」の発表が大変素晴らしく、その続編というべき発表を今回再びしていただきました。
カテゴリ分けのルールや、フローやストックをどう活用していくか、esaユーザーのみならずチームの情報共有が進んでいくと必ず立ちはだかる問題ですが、それに対するひとつの明快な解答を、「UP3」という情報共有のフレームワーク、パターンという形で提案しています。
「UP3」とは、ユーザー、プロダクト、プロジェクト、チーム(People)の頭文字を取ったもの。上記4種類の概念をそれぞれesaのカテゴリにあてはめて、情報を整理していこうという考え方です。
特に個人的に感心するのが、「プロジェクト」には終わりと始まりがあり、期間限定のものであるから全て「フロー」情報として扱うと明確に定義しているところです。
よって「プロジェクト」カテゴリには、各プロジェクトの議事録、プランニング、ふりかえりなどが期限付きのフロー情報として蓄積され、その中から生まれた決定事項が、仕様や設計として「プロダクト」カテゴリにストックされたり、独自の文化やTIPSとして「チーム」カテゴリにストックされたりし、フローとストックの間をシームレスに情報が行き来することができる設計になっています。
esaのカテゴリ設計については多くのチームが抱えている課題だと認識しており、esaでももっとこのへんの設計・管理が楽になるようなプロダクトにしていきたいと考えておりますが、またその上で、「最初からカテゴリ設計に悩み過ぎない・固執しすぎない」というのもまたひとつの考え方として、esaとしては提唱していきたいと思っております。
まずはチームのメンバーが、各々の情報を気軽に共有できるようになることが大切で、その上で後からでもきちんと整理していけるとよさそうです。
小久保さんの提唱する「UP3」というフローとストックを行き来するモデルは、その1つの具体的な解答としても大変優れた設計思想だと思いました。
他のチームでのカテゴリ設計についてのお話ももっと聞いてみたいと思いました。
esaではOSSやWeb技術に関する非営利コミュニティやカンファレンス運営に向けて、esaを無償提供しています。今回の esa meetupを開催してくださった DIST - connpassさんをはじめ、RubyKaigiなど、大小様々な技術コミュニティにesaを提供しています。(ご希望の方はお問合せください)
その中の1つ、東京Node学園祭から、@yosuke_furukawa さんにNode学園祭運営でのesa活用についてお話いただきました。
esaは記事の外部公開が簡単で、それをプレゼンモードにすることもできることから、「内部と外部の境界がほとんどない」仕組みで、よって技術コミュニティのような半オープンな組織運営にも向いているという評がとても面白かったです。言われてみれば、書いてる時はクローズドな安心感があって気軽に雑に書けつつ、外部に出そうと思えばすぐ出せる。内部と外部の境界が曖昧なことによって、時にコミュニティの外側をうまく巻き込んでいくことができるかもしれません。
ご要望いただいたtextlint機能もよさそうです。きちんとしたいときだけ付くようになると良さそう。例えば#textlint
とかタグをつけたときだけとかでもいいのかも?
また、日本のNode.jsコミュニティのリーダーである古川さんですが、コミュニティ運営をうまく続けられる理由について、「色んな意見を言っていい雰囲気作り、みんなの思いを集められる仕組み」とおっしゃってたのも印象的でした。
東京node学園祭は2015くらいに一度お邪魔したのですが、すごく自由でフラットな雰囲気で、サーバサイドの人もフロントエンドの人も両方いて多様な人達が楽しんでいる感じが好きでした。そのいい感じの裏側を今回の発表で垣間見ることができました。
個人的には、六角形のステッカーが作れるHexiというステッカーサービスを作っておられたのが、古川会長だったというのを今回初めて知りまして、驚きでした(\( ⁰⊖⁰)/) そうだったんだ!
当日の様子をブログ等でまとめて下さった方々ありがとうございます。
懇親会も遅くまで盛り上がり、esaが愛されていることを再認識しました。
たくさんのesaユーザーさんにお会いできて、お話できて大変うれしく、esaを作っていてよかったと思いました。
また、DIST主催の沖さん、運営スタッフのみなさま、プロ並みの安定したイベント運営手腕で、われわれはおんぶにだっこで色々していただき、本当にお世話になりました。こんな meetupをやっていただけて、幸せです。
DIST運営の皆さま、会場へお越しいただきました皆さま、本当ありがとうございました(\( ⁰⊖⁰)/)
esa.io グッズSHOPにて、今回のミートアップ記念Tシャツが販売中です。よろしければどうぞ(\( ⁰⊖⁰)/)
6月23日(金)に、DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」というイベントの開催を記念してTシャツを作りました(\( ⁰⊖⁰)/)
<img src="https://img.esa.io/uploads/production/attachments/105/2017/06/26/11/f7210d38-a0e4-4950-ba97-9c9f651b80ba.png" style="display: block; margin: auto;"/> 6月23日(金)に、[DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」](https://dist.connpass.com/event/58048/) というイベントが、東京・中野の[東京テクニカルカレッジ](http://www.tera-house.ac.jp/tec/school/map.html)にて開催されました :tada: <img src="https://img.esa.io/uploads/production/attachments/105/2017/06/26/11/366b6d36-acba-443d-8413-bdf8e62fe534.png" style="width: 90%; display: block; margin: auto;" /> esa社からはエンジニアの越川 [@ppworks](https://twitter.com/ppworks) が、かつてはesaの1ユーザーから運営者となった経験から、会社でこのようにesaを使って欲しいという思いを込めて、『[esa.ioのご紹介 〜気軽に思いを発信できる文化を作ろう〜](https://esa-pages.io/p/sharing/3/posts/818/8eb7fd4dbecd99c90deb-slides.html#/)』という発表をさせて頂きました。 <div style="position: relative;width: 100%;border: 1px solid #999; border-radius:7px;overflow:hidden;"> <div style="padding-top: 75%;"></div> <iframe src="https://esa-pages.io/p/sharing/3/posts/818/8eb7fd4dbecd99c90deb-slides.html#/" style="border-style: none;position: absolute;top: 0;left: 0;width: 100%;height: 100%;" scrolling="no" frameborder="no" /> </div> 越川([@ppworks](https://twitter.com/ppworks))は、前職で100人を超える規模の会社でesaを導入し、普及と活用を進めた経験があり、今年からesaの開発運営に携わっています。esaのユーザーと運営者と両方を経験していることから、ユーザーの立場にも立ったesaの紹介をしていただきました。 「思いやり情報共有」という言葉が印象的で、それは全ての情報共有のベースになるとのこと。 esaの特性の1つである「雑」に意見を発していけることは、基本的にはとてもいいことだと思うのですが、単に雑なだけだと混乱を呼んだり、誰かを傷つけたりしてしまうかもしれない。思いやりとセットで発言のハードルを下げていくことが大切なのだろうと思いました。 esaはそういった思いやりのあるコミュニケーションを促進するような仕組みを今後も目指していきたいと思います。 ## みなさまの発表 ### [株式会社spice life](http://spicelife.jp/)の[@ukstudio](https://twitter.com/ukstudio) さんからは『サービス開発を加速させる情報共有』 <script async class="speakerdeck-embed" data-id="acfcc545bb1b4fc2b9e58ab20cea25b2" data-ratio="1.33333333333333" src="//speakerdeck.com/assets/embed.js"></script> spice lifeさんは、esaがまだ法人化もしておらずクローズドβで運用していた頃から、全社を挙げて積極的にesaを導入してくださった会社さんです。 Tシャツを作れる・買えるサービス、[TMIX](https://tmix.jp/)や、[STEERS](https://steers.jp/)を開発・運営されており、それらのサービス開発をいい感じに回すためのesaの使い方についてお話してくださりました。 esaで知りたい情報を検索してサクッと出てこなかったら、ストック記事として整理するというスタイルが個人的に好きだなあ、esa的だなあと感じました。確かに、最初からきちんと整理しようと意気込むと、逆に情報を出しづらくなったり、手間をかけて整理した情報が全く要らないものになってしまったりするかもしれません。 プログラミングの世界にある、「[YAGNI](https://ja.wikipedia.org/wiki/YAGNI)」(機能は実際に必要となるまでは追加しない)という考え方に通じるものを感じました。 一方で、カテゴリの設置ルールは基本放任にしていたところ問題も生じ、先日の[小久保さんのエントリ](https://esa-pages.io/p/sharing/1541/posts/9828/ae8214acda76b48dc637-slides.html#/17)を参考にカテゴリわけを再考したところ、改善したとのこと。 色々な会社さんのesa運用の話を聞きますが、いきいきとしたチームコミュニケーションのために、いい意味で雑・放任にする部分と、きちんと整理して決まりを作っていく部分と、両面でのアプローチが必要なのかなあと思いました。 いい感じにチーム開発が回るということを、「なめらか」と表現されていたのも印象的でした。なめらかってわかる! - 発表者の [@ukstudio](https://twitter.com/ukstudio) さんの記事です。スライドについての補足情報も書いてくださってたので、ぜひご一読を。 - [DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」で発表してきました - スパイスな人生](http://blog.spicelife.jp/entry/2017/06/26/163917) - また、spice lifeではエンジニアリングマネージャーも募集中だそうです! - [会員20万人のECサービスをリードするエンジニアリングマネージャーを募集! - 株式会社spice lifeのWeb エンジニア中途の求人 - Wantedly](https://www.wantedly.com/projects/101956) --- ### [マンガでわかるWebデザイン](http://webdesign-manga.com/)の[@llminatoll](https://twitter.com/llminatoll) さんからは『わかばちゃんと学ぶフリーランスのための情報整理術』 <div style="position: relative;width: 100%;border: 1px solid #222;"> <div style="padding-top: 75%;"></div> <iframe src="//www.slideshare.net/slideshow/embed_code/key/AeMBAFmxLYU59W" style="border-style: none;position: absolute;top: 0;left: 0;width: 100%;height: 100%;" scrolling="no" frameborder="no" /> </div> [@llminatoll](https://twitter.com/llminatoll) こと湊川あいさんは、書籍執筆やフリーランスのお仕事でesaを活用してくださっています。 原稿執筆を最初はesaでざっくりしたところから行い、大体できてきたところでGitHubに移行、その際にMarkdownのエクスポート機能がそのまま使えたというのが面白かったです。esaのエクスポートファイルは、esaのカテゴリがそのままフォルダになってるので、確かに書籍の章ごとの編集などにも活用できそうですね。 また、原稿を納品する際に、URLの末尾を `.md` にして、素のマークダウンをコピーしてもらうという技もなるほどでした。 また、1人で仕事をしていると、進捗が客観的に振り返りづらいので、モチベーション維持にesaに「◯◯をした日」というタイトルで日報を書いている、という話も大変共感できました。お仕事内容だけじゃなくて、雪合戦した日とか書いてあるのもよかった。過ごした1日1日が、大切なものに思えてきそう。真似したいです。 以前、esaで作られるチームの人数割合を調べたところ、全チーム中約3割が1人チームという結果が出ました。esaを作った当初は、1人で使われることはあまり念頭に入れていなかったので、嬉しい誤算でした。そんな「ぼっちesa」ユーザーのための、ハカドリエッセンス満載の発表でした。 スライドも発表も大変わかりやすく楽しくて、わかばちゃん本そのままだなあと感動でした。 あの[@hyuki](https://twitter.com/hyuki)先生とのやりとりもesaでされていたのですね :ghost: - 湊川さんによる今回の発表についてのエントリです。会場の雰囲気がわかりやすく再現されています。発表上手なのは修行を積まれていたんですね! - [DIST.16に登壇しました【わかばちゃんと学ぶ フリーランスのための情報整理術】 #dist16 | マンガでわかるWebデザイン](http://webdesign-manga.com/dist16esa/) - 発表と同じくわかりやすく楽しい、マンガでわかる技術書「わかばちゃんシリーズ」も好評発売中・連載中です - [わかばちゃんと学ぶ Git使い方入門〈GitHub、Bitbucket、SourceTree〉 | 湊川 あい, DQNEO |本 | 通販 | Amazon](https://www.amazon.co.jp/dp/4863542178) - [わかばちゃんと学ぶ Webサイト制作の基本 | 湊川 あい |本 | 通販 | Amazon](https://www.amazon.co.jp/dp/4863541945) - [【Web連載中】 マンガでわかるGoogleアナリティクス 序章 「インターンシップ先は問題だらけ!?」 – KOBIT](https://kobit.in/archives/9507) - 湊川さんは、以前esa社の訪問マンガも描いてくださっています(\\( ⁰⊖⁰)/) - [esaはどうやって生まれたの?わかばちゃんが行くオフィス訪問マンガ|CodeIQ MAGAZINE](https://codeiq.jp/magazine/2016/12/47650/) - スライド中に出てくる[@hyuki](https://twitter.com/hyuki)先生も、メルマガでesaに言及してくださっています - [Vol.223 結城浩/esa.ioを使ってみよう(1)/自意識でスウィング・バイ/思い込みに気付く心/:結城浩の「コミュニケーションの心がけ」:結城浩の「コミュニケーションの心がけ」(結城浩) - ニコニコチャンネル:社会・言論](http://ch.nicovideo.jp/hyuki/blomaga/ar1061561) --- ### [ヌーラボ](https://nulab-inc.com/ja/)の[@yusuke_kokubo](https://twitter.com/yusuke_kokubo)さんからは『チーム開発を支える情報共有とそれを支えるesa』 <script async class="speakerdeck-embed" data-id="86d0649868604c0da5bcc6f8e3b5d658" data-ratio="1.33333333333333" src="//speakerdeck.com/assets/embed.js"></script> [@yusuke_kokubo](https://twitter.com/yusuke_kokubo)さんは、以前名古屋でMisocaさんに開催していただいた [esa meetup @ Misoca](https://misoca.doorkeeper.jp/events/55557) での[「Misoca事例紹介」の発表](https://esa-pages.io/p/sharing/1541/posts/9828/ae8214acda76b48dc637-slides.html#/)が大変素晴らしく、その続編というべき発表を今回再びしていただきました。 カテゴリ分けのルールや、フローやストックをどう活用していくか、esaユーザーのみならずチームの情報共有が進んでいくと必ず立ちはだかる問題ですが、それに対するひとつの明快な解答を、「UP3」という情報共有のフレームワーク、パターンという形で提案しています。 「UP3」とは、ユーザー、プロダクト、プロジェクト、チーム(People)の頭文字を取ったもの。上記4種類の概念をそれぞれesaのカテゴリにあてはめて、情報を整理していこうという考え方です。 特に個人的に感心するのが、「プロジェクト」には終わりと始まりがあり、期間限定のものであるから全て「フロー」情報として扱うと明確に定義しているところです。 よって「プロジェクト」カテゴリには、各プロジェクトの議事録、プランニング、ふりかえりなどが期限付きのフロー情報として蓄積され、その中から生まれた決定事項が、仕様や設計として「プロダクト」カテゴリにストックされたり、独自の文化やTIPSとして「チーム」カテゴリにストックされたりし、フローとストックの間をシームレスに情報が行き来することができる設計になっています。 esaのカテゴリ設計については多くのチームが抱えている課題だと認識しており、esaでももっとこのへんの設計・管理が楽になるようなプロダクトにしていきたいと考えておりますが、またその上で、「最初からカテゴリ設計に悩み過ぎない・固執しすぎない」というのもまたひとつの考え方として、esaとしては提唱していきたいと思っております。 まずはチームのメンバーが、各々の情報を気軽に共有できるようになることが大切で、その上で後からでもきちんと整理していけるとよさそうです。 小久保さんの提唱する「UP3」というフローとストックを行き来するモデルは、その1つの具体的な解答としても大変優れた設計思想だと思いました。 他のチームでのカテゴリ設計についてのお話ももっと聞いてみたいと思いました。 - 前回のesa meetupでの小久保さん発表はこちら。併せて読んでいただくと今回の「UP3」フレームワークについての理解がより深まると思います。 - [ITコミュニティ/esaミートアップ/Misoca事例紹介 - esa-pages.io](https://esa-pages.io/p/sharing/1541/posts/9828/ae8214acda76b48dc637-slides.html#/) - 前回、Misocaさんに名古屋でやっていただいたMeetupの様子です - [diary/2017/01/24/esa meetup @ Misoca に行ってきました :hatched_chick: :hatched_chick: :hatched_chick: - docs.esa.io](https://docs.esa.io/posts/203) --- ### [日本Node.jsユーザグループ](http://nodejs.jp/)代表の[@yosuke_furukawa](https://twitter.com/yosuke_furukawa) さんからは『Node学園祭とesa.io』 <script async class="speakerdeck-embed" data-id="ebe7c7a785164cd18f8875350568a27d" data-ratio="1.33333333333333" src="//speakerdeck.com/assets/embed.js"></script> esaではOSSやWeb技術に関する非営利コミュニティやカンファレンス運営に向けて、esaを無償提供しています。今回の esa meetupを開催してくださった [DIST - connpass](https://dist.connpass.com/)さんをはじめ、[RubyKaigi](http://rubykaigi.org)など、大小様々な技術コミュニティにesaを提供しています。(ご希望の方はお問合せください) その中の1つ、[東京Node学園祭](http://nodefest.jp/)から、[@yosuke_furukawa](https://twiitter.com/yosuke_furukawa) さんにNode学園祭運営でのesa活用についてお話いただきました。 esaは記事の外部公開が簡単で、それをプレゼンモードにすることもできることから、「内部と外部の境界がほとんどない」仕組みで、よって技術コミュニティのような半オープンな組織運営にも向いているという評がとても面白かったです。言われてみれば、書いてる時はクローズドな安心感があって気軽に雑に書けつつ、外部に出そうと思えばすぐ出せる。内部と外部の境界が曖昧なことによって、時にコミュニティの外側をうまく巻き込んでいくことができるかもしれません。 ご要望いただいたtextlint機能もよさそうです。きちんとしたいときだけ付くようになると良さそう。例えば`#textlint` とかタグをつけたときだけとかでもいいのかも? また、日本のNode.jsコミュニティのリーダーである古川さんですが、コミュニティ運営をうまく続けられる理由について、「色んな意見を言っていい雰囲気作り、みんなの思いを集められる仕組み」とおっしゃってたのも印象的でした。 東京node学園祭は2015くらいに一度お邪魔したのですが、すごく自由でフラットな雰囲気で、サーバサイドの人もフロントエンドの人も両方いて多様な人達が楽しんでいる感じが好きでした。そのいい感じの裏側を今回の発表で垣間見ることができました。 個人的には、六角形のステッカーが作れる[Hexi](https://hexi.pics/)というステッカーサービスを作っておられたのが、古川会長だったというのを今回初めて知りまして、驚きでした(\\( ⁰⊖⁰)/) そうだったんだ! - Node学園祭、今年もやります #トノコト 今年は行きたい。 - [東京Node学園祭2017 | 11月25日,26日開催予定!](http://nodefest.jp/2017/) - Hexi、esaの六角形ステッカーも売ってます!かわいいです(\\( ⁰⊖⁰)/) - [ステッカー詳細|Hexi(ヘクシー) みんなのステッカー制作室](https://hexi.pics/items/2bd9be4cef8ccbaade7ef191c8c29078) ## 当日の様子 当日の様子をブログ等でまとめて下さった方々ありがとうございます。 * [DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」ツイートまとめ - Togetterまとめ](https://togetter.com/li/1123210) * [DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」のおでかけメモ - Tbpgr Blog](http://tbpgr.hatenablog.com/entry/2017/06/24/085628) * [DIST.16に登壇しました【わかばちゃんと学ぶ フリーランスのための情報整理術】 #dist16 | マンガでわかるWebデザイン](http://webdesign-manga.com/dist16esa/) * [DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」で発表してきました - スパイスな人生](http://blog.spicelife.jp/entry/2017/06/26/163917) 懇親会も遅くまで盛り上がり、esaが愛されていることを再認識しました。 たくさんのesaユーザーさんにお会いできて、お話できて大変うれしく、esaを作っていてよかったと思いました。 また、DIST主催の沖さん、運営スタッフのみなさま、プロ並みの安定したイベント運営手腕で、われわれはおんぶにだっこで色々していただき、本当にお世話になりました。こんな meetupをやっていただけて、幸せです。 DIST運営の皆さま、会場へお越しいただきました皆さま、本当ありがとうございました(\\( ⁰⊖⁰)/) ## グッズ [esa.io グッズSHOP](https://shop.esa.io/)にて、今回のミートアップ記念Tシャツが販売中です。よろしければどうぞ(\\( ⁰⊖⁰)/) <div class="well" style="padding-bottom: 0;"> <h3 style="margin-top: 0;">:esa2: Pick Up</h3> <div class="row"> <div class="col-sm-4"> <a href="https://steers.jp/c/esa-meetup-in-tokyo" target="_blank"><img src="https://static.steers.jp/design_face/thumbnail/54609/3a69f987ca8846839da517729b541833.png" /></a> </div> <div class="col-sm-4"> <a href="https://steers.jp/c/esa-meetup-in-tokyo" target="_blank"><img src="https://static.steers.jp/design_face/thumbnail/54610/4adaa4994391c3e4b55433cb06030df5.png" /></a> </div> <div class="col-sm-4"> <h4><a href="https://steers.jp/c/esa-meetup-in-tokyo" target="_blank">esa meetup in Tokyo ~情報共有Night 記念Tシャツ</a></h4> <p>6月23日(金)に、<a href="https://dist.connpass.com/event/58048/" target="_blank">DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」</a>というイベントの開催を記念してTシャツを作りました(\( ⁰⊖⁰)/) <br/> </p> <a href="https://steers.jp/c/esa-meetup-in-tokyo" target="_blank">詳しくはこちら <i class="fa fa-angle-double-right"></i></a> </div> </div> </div>
6月23日(金)に、DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」 というイベントが、東京・中野の東京テクニカルカレッジにて開催されました 🎉
esa社からはエンジニアの越川 @ppworks が、かつてはesaの1ユーザーから運営者となった経験から、会社でこのようにesaを使って欲しいという思いを込めて、『esa.ioのご紹介 〜気軽に思いを発信できる文化を作ろう〜』という発表をさせて頂きました。
越川(@ppworks)は、前職で100人を超える規模の会社でesaを導入し、普及と活用を進めた経験があり、今年からesaの開発運営に携わっています。esaのユーザーと運営者と両方を経験していることから、ユーザーの立場にも立ったesaの紹介をしていただきました。
「思いやり情報共有」という言葉が印象的で、それは全ての情報共有のベースになるとのこと。
esaの特性の1つである「雑」に意見を発していけることは、基本的にはとてもいいことだと思うのですが、単に雑なだけだと混乱を呼んだり、誰かを傷つけたりしてしまうかもしれない。思いやりとセットで発言のハードルを下げていくことが大切なのだろうと思いました。
esaはそういった思いやりのあるコミュニケーションを促進するような仕組みを今後も目指していきたいと思います。
spice lifeさんは、esaがまだ法人化もしておらずクローズドβで運用していた頃から、全社を挙げて積極的にesaを導入してくださった会社さんです。
Tシャツを作れる・買えるサービス、TMIXや、STEERSを開発・運営されており、それらのサービス開発をいい感じに回すためのesaの使い方についてお話してくださりました。
esaで知りたい情報を検索してサクッと出てこなかったら、ストック記事として整理するというスタイルが個人的に好きだなあ、esa的だなあと感じました。確かに、最初からきちんと整理しようと意気込むと、逆に情報を出しづらくなったり、手間をかけて整理した情報が全く要らないものになってしまったりするかもしれません。
プログラミングの世界にある、「YAGNI」(機能は実際に必要となるまでは追加しない)という考え方に通じるものを感じました。
一方で、カテゴリの設置ルールは基本放任にしていたところ問題も生じ、先日の小久保さんのエントリを参考にカテゴリわけを再考したところ、改善したとのこと。
色々な会社さんのesa運用の話を聞きますが、いきいきとしたチームコミュニケーションのために、いい意味で雑・放任にする部分と、きちんと整理して決まりを作っていく部分と、両面でのアプローチが必要なのかなあと思いました。
いい感じにチーム開発が回るということを、「なめらか」と表現されていたのも印象的でした。なめらかってわかる!
@llminatoll こと湊川あいさんは、書籍執筆やフリーランスのお仕事でesaを活用してくださっています。
原稿執筆を最初はesaでざっくりしたところから行い、大体できてきたところでGitHubに移行、その際にMarkdownのエクスポート機能がそのまま使えたというのが面白かったです。esaのエクスポートファイルは、esaのカテゴリがそのままフォルダになってるので、確かに書籍の章ごとの編集などにも活用できそうですね。
また、原稿を納品する際に、URLの末尾を .md
にして、素のマークダウンをコピーしてもらうという技もなるほどでした。
また、1人で仕事をしていると、進捗が客観的に振り返りづらいので、モチベーション維持にesaに「◯◯をした日」というタイトルで日報を書いている、という話も大変共感できました。お仕事内容だけじゃなくて、雪合戦した日とか書いてあるのもよかった。過ごした1日1日が、大切なものに思えてきそう。真似したいです。
以前、esaで作られるチームの人数割合を調べたところ、全チーム中約3割が1人チームという結果が出ました。esaを作った当初は、1人で使われることはあまり念頭に入れていなかったので、嬉しい誤算でした。そんな「ぼっちesa」ユーザーのための、ハカドリエッセンス満載の発表でした。
スライドも発表も大変わかりやすく楽しくて、わかばちゃん本そのままだなあと感動でした。
あの@hyuki先生とのやりとりもesaでされていたのですね 👻
@yusuke_kokuboさんは、以前名古屋でMisocaさんに開催していただいた esa meetup @ Misoca での「Misoca事例紹介」の発表が大変素晴らしく、その続編というべき発表を今回再びしていただきました。
カテゴリ分けのルールや、フローやストックをどう活用していくか、esaユーザーのみならずチームの情報共有が進んでいくと必ず立ちはだかる問題ですが、それに対するひとつの明快な解答を、「UP3」という情報共有のフレームワーク、パターンという形で提案しています。
「UP3」とは、ユーザー、プロダクト、プロジェクト、チーム(People)の頭文字を取ったもの。上記4種類の概念をそれぞれesaのカテゴリにあてはめて、情報を整理していこうという考え方です。
特に個人的に感心するのが、「プロジェクト」には終わりと始まりがあり、期間限定のものであるから全て「フロー」情報として扱うと明確に定義しているところです。
よって「プロジェクト」カテゴリには、各プロジェクトの議事録、プランニング、ふりかえりなどが期限付きのフロー情報として蓄積され、その中から生まれた決定事項が、仕様や設計として「プロダクト」カテゴリにストックされたり、独自の文化やTIPSとして「チーム」カテゴリにストックされたりし、フローとストックの間をシームレスに情報が行き来することができる設計になっています。
esaのカテゴリ設計については多くのチームが抱えている課題だと認識しており、esaでももっとこのへんの設計・管理が楽になるようなプロダクトにしていきたいと考えておりますが、またその上で、「最初からカテゴリ設計に悩み過ぎない・固執しすぎない」というのもまたひとつの考え方として、esaとしては提唱していきたいと思っております。
まずはチームのメンバーが、各々の情報を気軽に共有できるようになることが大切で、その上で後からでもきちんと整理していけるとよさそうです。
小久保さんの提唱する「UP3」というフローとストックを行き来するモデルは、その1つの具体的な解答としても大変優れた設計思想だと思いました。
他のチームでのカテゴリ設計についてのお話ももっと聞いてみたいと思いました。
esaではOSSやWeb技術に関する非営利コミュニティやカンファレンス運営に向けて、esaを無償提供しています。今回の esa meetupを開催してくださった DIST - connpassさんをはじめ、RubyKaigiなど、大小様々な技術コミュニティにesaを提供しています。(ご希望の方はお問合せください)
その中の1つ、東京Node学園祭から、@yosuke_furukawa さんにNode学園祭運営でのesa活用についてお話いただきました。
esaは記事の外部公開が簡単で、それをプレゼンモードにすることもできることから、「内部と外部の境界がほとんどない」仕組みで、よって技術コミュニティのような半オープンな組織運営にも向いているという評がとても面白かったです。言われてみれば、書いてる時はクローズドな安心感があって気軽に雑に書けつつ、外部に出そうと思えばすぐ出せる。内部と外部の境界が曖昧なことによって、時にコミュニティの外側をうまく巻き込んでいくことができるかもしれません。
ご要望いただいたtextlint機能もよさそうです。きちんとしたいときだけ付くようになると良さそう。例えば#textlint
とかタグをつけたときだけとかでもいいのかも?
また、日本のNode.jsコミュニティのリーダーである古川さんですが、コミュニティ運営をうまく続けられる理由について、「色んな意見を言っていい雰囲気作り、みんなの思いを集められる仕組み」とおっしゃってたのも印象的でした。
東京node学園祭は2015くらいに一度お邪魔したのですが、すごく自由でフラットな雰囲気で、サーバサイドの人もフロントエンドの人も両方いて多様な人達が楽しんでいる感じが好きでした。そのいい感じの裏側を今回の発表で垣間見ることができました。
個人的には、六角形のステッカーが作れるHexiというステッカーサービスを作っておられたのが、古川会長だったというのを今回初めて知りまして、驚きでした(\( ⁰⊖⁰)/) そうだったんだ!
当日の様子をブログ等でまとめて下さった方々ありがとうございます。
懇親会も遅くまで盛り上がり、esaが愛されていることを再認識しました。
たくさんのesaユーザーさんにお会いできて、お話できて大変うれしく、esaを作っていてよかったと思いました。
また、DIST主催の沖さん、運営スタッフのみなさま、プロ並みの安定したイベント運営手腕で、われわれはおんぶにだっこで色々していただき、本当にお世話になりました。こんな meetupをやっていただけて、幸せです。
DIST運営の皆さま、会場へお越しいただきました皆さま、本当ありがとうございました(\( ⁰⊖⁰)/)
esa.io グッズSHOPにて、今回のミートアップ記念Tシャツが販売中です。よろしければどうぞ(\( ⁰⊖⁰)/)
6月23日(金)に、DIST.16 「esa meetup in Tokyo〜情報共有Night」というイベントの開催を記念してTシャツを作りました(\( ⁰⊖⁰)/)