こんにちは (\( ⁰⊖⁰)/)
esaのユーザーさんに、esa社のワレワレが突撃してお話を聞きにいくという企画、 esaトークの第5回です!
今回は、株式会社Misoca さん(以下 Misocaさん)です。
Misocaさんには、2017年の1月に、esa meetup @ Misocaを開催して頂いたり、普段の業務の請求書にも利用させて頂いていたり、とてもお世話になっております。
Misocaさんの本社オフィスは名古屋にありますが、多くのスタッフがリモートワークで、自宅や松江にもオフィス等の遠隔地から働いています。
今回のインタビューは秋葉原にある弥生株式会社さんのオフィス(Misocaさんは弥生さんのグループ会社)でやらせていただいたのですが、各地から色んな人が飛び入りリモート参加するという、Misocaさんならではの面白いスタイルになりました。お楽しみください(\( ⁰⊖⁰)/)
―― 自己紹介からはじめましょう。赤塚と申します。esaでデザイナーをしております。よろしくお願いします。
―― 越川と申します。同じくesaでエンジニアをしております、よろしくお願いします。
大沢さん
大沢 香織と申します。
肩書は無く、職種は何かと問われたら「おおさわ」といつも答えております……が、現実的に言うと「プロダクトマネージャー」的なものをやっておりまして、今あるプロダクトや、今後やっていくプロダクトの守り神をしています。
小坂さん
エンジニアをしております。小坂 龍一と申します。
去年の10月に入社して、そろそろ半年です。今日はよろしくお願いします。
前田さん
フリーランスのデザイナーの前田 和彦と申します。
Misocaの社員ではないのですが、業務委託で1年ぐらい前からお世話になっております。
大沢さん
お、ここで弊社技術フェローの角谷さんから連絡がありまして、繋がりそうです。
大沢さん
ガチの移動中(笑)。
小坂さん
「次の停車駅は〜」って後ろで鳴ってる……。
角谷さん
気にしないでください(笑)。
大沢さん
あ、ひとり増えた。カニさんも見て来てくれましたね。
カニさん
こんにちは〜、2月にジョインしましたカニです。
Misoca初のフルタイムデザイナーとして大阪からリモートワークしています。
―― みなさんリモートからも様子を見に来てくださいまして、ありがとうございます。それでは、まず会社の紹介からお願いします。
大沢さん
株式会社Misocaは、「世の中を仕組みでシンプルに」というコンセプトでサービスを提供しています。
こちらの写真は去年の4月の写真ですね。今はこれより増えて22名です。
年に一度、社員全員オフ会というのがあって、これはオフ会の写真です。
―― オフ会の写真と言われると面白いですね(笑)。
大沢さん
ほんとに。「リアルでははじめまして」という方がいたりします。
この写真の時は、私と松江オフィス勤務の日高さんが「はじめまして」でした。
リモート勤務によって、世界観が広がった ソフトウェアエンジニア 日高克也 | Misocaメンバーインタビュー
現在は昨年11月に開設した松江オフィスで仕事をしています。
そういえば小坂さんも去年10月入社だから、次回のオフ会で「リアルでははじめまして」という方が多いかもね。
小坂さん
そうですね……、松江に増える方がそうかも。
大沢さん
そうそう。松江オフィスもついに2人になるんですよ。
今度松江オフィスに入るその方は、「技術の最先端を行くエンジニアが東京に集まって仕事をやるのは技術の敗北だ」みたいなこと言って、地元に帰った人ですね。
退職 - zatsu
もうすぐ2018年だってのに、技術の最先端を行く我々エンジニアが一箇所に集まってるとか技術の敗北じゃないですか
―― インターネット感をだすために、実家へ帰ったと
前田さん
その記事がバズってて、読んでいたらMisocaって出てきてビックリしました(笑)
大沢さん
職種の比率で言うと、圧倒的にエンジニアが多くなります。
―― 豊吉さん(代表取締役でエンジニア)はどちらへ入るのでしょう?
大沢さん
「エンジニア」ですね。松本さん(取締役でエンジニア)も「エンジニア」です。
(数字で見るMisocaより)
大沢さん
平均年齢が33歳で、子育て中の方が多いというのが特徴です。男女比では女性がまだ少ないですね。具体的にはいま3人です。
平均残業時間の42分は、よく1日の平均と間違えられがちなんですが、1ヶ月の平均です。
―― 1日2分ですね!
―― それでは、プロダクトのことをお聞かせください
大沢さん
オンラインで請求書を作れるサービスを提供しています。かつ、自動で郵送されるという仕組みも提供しています。
先進的な仕組みだけではなく、郵送という今までの仕組みも踏襲しているところがポイントです。
「取引のプラットフォームを実現する」ことを目指しているので、国内の様々な取引すべてをMisocaで行えるよう、日々開発を進めています。
―― esa社もMisocaをずっと使っています。
―― 私がフリーランスの頃から使い続けていました。
大沢さん
かつて私も会社を経営していまして、Misocaを使っているヘビーユーザーでした。
―― 請求書って出すのを忘れがちでしたが、Misocaさんを使いはじめてから忘れなくなりました。月末に勝手に請求書を作ってくれるのがすごく便利で。
大沢さん
ありがとうございます(笑) 。
Misocaは今も成長している最中で、今までは「フリーランスの味方」といった感じでしたが、弥生にJOINしたことでより多くのお客様に広く使っていただけるようにと思っております。
―― では、普段の開発の様子などもお聞かせ願いますか。
大沢さん
プロダクトがユーザーに提供されるまでの流れは、
という感じになっています。
順番に説明すると、まず週に一度開催されるロードマップ会議という会議で3ヶ月先ぐらいまでのやることや優先順位について話します。この会議は経営陣が参加するのはもちろんですが、その他のメンバーも誰でも意見・提案できるオープンな場になっています。
ロードマップ会議で何か新しいことをやると決めたら、プロジェクトの立ち上げをします。立ち上げでは開発者だけでなく、ステークホルダー全員で集まってインセプションデッキという文書をesa上に作ります。
インセプションデッキができたら、あとはスクラムで開発をしていきます。
小坂さん
角谷さんがアジャイルの指導というかメンテナンス的なことをやってくれてます。
1週間で1スプリントです。リリース後に事後検証を挟んでますね。
キーワードとしては、テスト駆動開発だとか、CI、CDといった自動化。
―― しっかりやっている感じですね
小坂さん
そうですね、僕も入って思いました。
ツール群はこんな感じですね。
大沢さん
会社組織をどうしたいかという点で開発プロセスが決まっていますね。
あれ、みずぴーがいる。あれ、別のミーティングに出てなかった?
みずぴーさん
ミーティングが終わったので見てました。完全に話を楽しんで聞いてました(笑)
大沢さん
じゃあ、せっかくなので自己紹介を。
みずぴーさん
おっ、いきなり振ってきますね……!
僕はこの中では一番職歴が長いエンジニアです。
esaが導入される前から働いていて、いまはiPhoneアプリなどを開発しています。基本的には名古屋で働いていますが、ミーティングや勉強会参加などで月2回くらい東京に来ています。
―― 面白いですね、これがリモートワークですか。
大沢さん
そうなんですよ〜〜。物理的な距離感があまりないんですよね。
東京(の弥生オフィス)は会議室の名前が近くの駅名になっていて、名古屋は木曽三川の名前になっています。
Zoomも同じようにバーチャルな部屋という位置付けにしていて、今このesaトーク中に繋いでいるのは、「天の川」と呼んでいます。
―― 天の川!バーチャル感ありますね。
大沢さん
でしょう。そのあともう一つ増えて、そちらは「ドブ川」と自然発生的に付けられ、Slackに絵文字も作られ、なぜか入り浸る人たちが生まれました。
―― ドブ……。
小坂さん
……。
大沢さん
(Zoomを操作しながら)これが名古屋オフィスのカメラですね。オフィスに2つある内の、全体が見える方のカメラです。
リモート組がオフィスを監視しているイメージ……みたいな事を、つい先日豊吉さんがブログに書いてました。
Misocaのリモートワークのやり方2018 | toyoshiの日記
またリモートからオフィスに誰がいるかわからないと困ることが多かったので、オフィスには部屋全体が映るカメラが設置されています。世の中にはリモートの人を監視するソリューションがあったりするそうですが、Misocaではリモートの人がオフィスを監視しています。
大沢さん
リモートワークですが、名古屋にいる人はオフィス出社、遠方の人はリモート、というわけではなくて、全員リモートでも出社でも良いんです。寒い時期は名古屋オフィスに人がいない事もありました。
小坂さん
あと、開発で取り組んでいることで、ペアプログラミングやモブプログラミングをやっていますが……。
大沢さん
これもリアルの場でやる時もありますが、オンラインでやることもあります。むしろ、オンラインの方が多いかも。
小坂さん
ツールとしてはSlackコールの画面共有を使っています。
前田さん
あとは、Atom使っていたり、最近だとVS Codeでのエディタ共有を試しているのも見たことあります。 やっている風景は楽しそう。デザイナーだとちょっとやりたくないかな(笑)
―― esaの導入のきっかけなどをお聞かせ願いますか。
みずぴーさん
導入した時の経緯は、それこそesaに載っています。esa番どれだろ。
―― esa番。記事IDはesa番と呼ばれているんですね。
みずぴーさん
おおっ、これは恥ずかしい。独自用語はできるだけ作らないようにしてるんですが……。
僕たちはRFCに沿って生きてるんですよ!
記憶を頼りに話すと、角谷さんが唐突にesaを使いはじめたんですよね。
角谷さん
もともと別の情報共有サービスを使っていたんですが、スタンドファーム株式会社から株式会社Misocaに社名変更するタイミングで、前に使っていたサービスのサブドメインを変えたかったけど変えられなかったんですよね。
その隙にmisoca.esa.ioを取って、豊吉さんや松本さんをオーナーにして、勝手に使いはじめて、片桐さんやみずぴーがAPIで記事を移行して、既成事実から導入を(笑)。
みずぴーさん
esa番号8番のコメントにそのときの履歴が残っていますよ。
みずぴーさん
角谷さんがesaをまず使ってみようという提案をしてくれた記事です。
―― esaの導入からすぐに定着しましたか?
みずぴーさん
移行のタイミングで「移行元のサービスにはこれ以降書かないでね」というのを決めて、そのあとは以前と同じようにesaに書いていった感じですね。
たぶん、書くという文化はもともと定着していたんじゃないかな。
以前の情報共有サービスから移行してすぐのときにはカテゴリがなかったので、以前のサービスからサルベージしてカテゴリを考えるというようなことをしていました。
第一階層案を考えて、これはカテゴリなのか、そもそもこれはなんなんだ(笑)とか。
コメントで「これは流行らなかったので消しました」とかあっていいですね。
Users
派とHomes
派が居たけど、Users
派が勝ったとか。
FYI
(For Your Information)カテゴリが消えたとかありましたよ、流行しなかったとか。
―― 角谷さんの判断が入っているんですねえ、要所要所に。
みずぴーさん
この話にのってくれるのが角谷さんぐらいしか居なくて(笑) 2人でカテゴリをバッサバッサ消してましたね。
大沢さん
その辺はみずぴーが、esa自警団の記事を書いてましたね。
―― esa警察の話を。
大沢さん
警察ではなく自警団なんですよ。
みずぴーさん
法的拘束力を持ってはダメだということで自警団となりました。
カテゴリの第一階層は決まったんですが、その他が残っていたので。これRubyKaigiに向かう新幹線の中で、ひたすら整理していましたね。
大沢さん
この記事が2016年11月じゃないですか。その後の2017年1月に私が入社するんですけど、この「自警団」って話がすごくでてくるから「なんか怖い会社だな」って思って(笑)。
「自警団とか言ってる……」とか思って。
―― esa自警団はみずぴーさんと角谷さんのお2人なんですか?
みずぴーさん
初代自警団はそうです。
大沢さん
ちょうど今、2代目自警団の奥村さんが聞いてくれてますね。
大沢さん
2代目自警団の方は、「古い記事や現状に合わなくなった記事をアーカイブしていく」という作業をめちゃめちゃやってくれています。 あとアーカイブと言えば、Misocaでは日報が一ヶ月で自動的にアーカイブされます。
みずぴーさん
31日です。
大沢さん
あ、31日か、31日でアーカイブされます。
みずぴーさん
1ヶ月を31日ですと言い返したの、エンジニアぽさ〜と思いました(笑)。毎月違うからね(笑)。
大沢さん
最近それブログにしましたね。
古い日報が邪魔なのでbotに自動でおそうじさせてみた - Misoca開発者ブログ
Misocaでは日報も議事録も雑多なメモもすべてesa.ioに保存する文化があります。「何か疑問があればesaを探せ」というくらい根付いていますが、いざ検索してみると日報が大量にヒットしてしまい、目的の記事にすぐたどり着けないことが増えてきました。自動esaアーカイブ機では、記事の作成日から設定した日数以上経過していたら、自動で記事のアーカイブを行います。
大沢さん
古い日報が邪魔なので、botにお掃除させたという記事ですね。これで日報が自動的にアーカイブされている状態になります。
この件で、深谷が御社にいくつか問い合わせしてますね。
みずぴーさん
テンプレートのAPIをもうちょっと使いやすくできないですかね〜という話も。
みずぴーさん
そして、パワーアップされたと言う良い話です。
(こちらもesa社深谷からMisoca深谷さんへ連絡してました)
―― 「テンプレートからの記事作成で日付をずらして作成できるようにしてほしいです」というフィードバック、確かにありましたねえ。
みずぴーさん
自動esaやり機もありますね。
自動esaやり機とクリーンアーキテクチャ - Misoca開発者ブログ
Misocaでのesaの使い方の一つに「枠だけ作ったポストに各自が書き足す」場合があります。
寄せ書きみたいですね。既にあるポストに書き足すだけで良いのが理想的なので、決まった周期で自動的にポストを作れると便利そうです。
残念ながらesa.ioにはそういった機能はありませんが、esa APIを使えば外部からポストを作ることができます。そういった経緯で作ったのが自動esaやり機(esa_feeder)です。
―― こちらは「APIで投稿テンプレートを元にした投稿を作りたい」という要望を頂きAPIを実装しました。
みずぴーさん
これ、僕が良い名前を思いついて、あとは他の人がやってました(笑)。
「esaやり機」良い名前!って。
大沢さん
自動esaやり機がまだないときは、その週に使うミーティング用の記事を私がテンプレートから作成して、書く場所を作っていました。Slackで/remind
を設定して。
私がいるときはいいんですが、そうでないときは誰かが作ってくれたりしてまして。それが自動的になった感じです。
自動esaやり機はロードマップ会議のような、各プロジェクトの人が週次報告するような性質のものなどに活用されています。
みずぴーさん
せっかく新しい物を作るということで、色々新しいことにトライしていて。
その辺の日記ですね、この記事は。
―― 導入時の話に戻るんですが、esaにしてから変わったことってありますか?
みずぴーさん
いままでカテゴリに気を使う人がいなかったのが、2代目esa自警団が誕生する程度にはみんながカテゴリに気を使うようになって、私はとても嬉しいです。
あと、エンジニアではない奥村さんが「stockとflowを使い分けねばならんのだ」と言い出していて、めちゃくちゃ感動しています。
前田さん
おれ使いこなせてないな〜、stockとflowは。
みずぴーさん
いい概念だけど、難しいなあと思っていたら、みな徐々に使い始めていて感動しました。
―― 以前、esa meetup @Misoca で話してくれた小久保さんのカテゴリの話が面白くて、現在のMisocaさんのカテゴリ構成についてお話聞きたいです。
diary/2017/01/24/esa meetup @ Misoca に行ってきました - docs.esa.io
- カテゴリ名: 「プロダクト」
- プロダクトの現在位置・将来・顧客等が確認できるようになっている
- プロダクトは不変の情報なのでストック情報が入る
- 新しいメンバーが入ってきたときに、ここを見れば自分が何を作るのかわかるような場所
- カテゴリ名: 「プロジェクト」
- プロジェクトには始まりと終わりがある
- プロジェクトは期間で走るものなのでフロー情報が入る
- そのプロジェクトがはじまる理由と終わりのゴールがわかる
- 今動いていること、過去にやってきたことがわかる場所であることが理想
- カテゴリ名: 「チーム」
- 仕事のプロセス、チームとして大事にしていること、守るべき約束などの情報
- 不変の情報なのでストック情報が入る(変わったら都度更新されていく)
- 技術的なTIPSなどもここに
みずぴーさん
概ねあのままですねえ。
大沢さん
上から順にUsers
という個人のカテゴリがあって、プロダクトとしてのMisoca
、プロジェクト
、日報
になっています。プロジェクト
は実際に動いているプロジェクトが入っています。
この下位階層が最近2代目esa自警団が作ったカテゴリで、
プロジェクト
進行中
2017
2018
完了
2017
2018
と分かれています。プロジェクトが終わってstock的に残しておきたい情報は、Misocaの方に移していく感じです。
―― プロジェクト
の配下はflowってことですよねえ。
みずぴーさん
これ、すごいですよねえ。最初に考えた人さすがだな〜と思っています。
大沢さん
続いて、株式会社Misoca
でコーポレートとしてのMisocaです。
―― コーポレート
ではなく、社名にしているのがいいですよねえ。
大沢さん
その次は、議事録
と続いて、障害・不具合対応
となってます。あと、読み物
がありますねえ。インターンが卒業するときの卒業文集
。
あとは、toyoshiが語るMisocaとは
とか。
大沢さん
templates
はこんな感じです。
templates
は各ユーザーの配下にもあって、私の日報テンプレートはこんな感じです。
―― ミーティングの予定をGoogleカレンダーのキャプチャをそのまま貼るのいいですねえ。あと「今日の1曲」とかも面白い。
大沢さん
私は日報を自動esaやり機
に登録しているので、朝Slackにこんな感じで通知が来て、これをクリックして日報を書き始めてます。
大沢さん
ところで、この右側にいる人誰だろ。
あれ、豊吉さん?
豊吉さん
こんにちは、お邪魔してます。
大沢さん
全然気づかなかった。なんか言えばいいのに。
―― せっかくなので、自己紹介をお願いしてもいいでしょうか?
豊吉さん
インタビューの様子を聞きに来ました。株式会社Misoca 代表取締役の豊吉と申します。esaは大変便利に使わせてもらってます。
esaの文化はみんなが作っている感じなので、僕は使わせてもらっている感じです。
僕がesaを使っていて便利に感じるのは、Misocaのカテゴリ分けの部分ですね。これがすごく気に入っていて、頭に優しいなと思うことが多いです。探すときに、この「プロジェクト」の……「進行中」の……と辿っていけていけるので。
個人的にブラウザのブックマークもMisocaのカテゴリ分けを参考にしてます。
esaは全体的に使い心地がいいので、サービスづくりとしてもすごく参考になります。
―― ありがとうございます、嬉しいです。やっぱMisocaさんの、カテゴリ構成がいいですねえ。
―― 豊吉さんも、esaをハックしていましたよねえ。みんなesaをハックして使っている文化が面白いなあと思います。
開発以外の仕事でやってるちょっとした自動化の紹介 - Qiita
Misocaでは全員が日報をesa.ioに書くのが決まりになっています。
これもesaを開いて、日報のテンプレートから新規作成して、今日やったことを思い出して、明日の予定を書くのはエネルギーを使います。そこで自分のGoogleカレンダーから今日と明日の予定を自動でとってきて日報の下書きを作ってくれるコマンドを作って使っています。Misocaは今20人ぐらいが毎日日報を書いています。それらを全員分を読むには少し工夫が必要です。そこで、特定の日の日報をタブで自動的に開くのをコマンドにしています。
前田さん
Misocaはハッカーが多いイメージがあるんですよね。社長からハッカーだし。
手に馴染んでいるおもちゃを、ナンカちょっといじってやるかーという感覚。
―― その使われ方、すごい好きですね。エンジニアの比率が多いのも影響してそうですね。問題解決をどうにかしたいという。
前田さん
豊吉さんがその気が強いから、問題を見つけると分析して的確に急所を突くみたいな所があって、その繰り返しで生きているように見えます(笑)。
―― そういう人を選んでいるんですかね。
豊吉さん
……。
―― 聞こえているかな。
大沢さん
あ、これは話を聞くモードになってますね。
名指しで発言しないと質問されていると思わないので、聞いているんだと思います(笑)
―― おお、これが本格的なリモート(笑)
みずぴーさん
そういう人を選んでいる意識はないんですけどねえ、なんでしょうね。
実際、esaをハックしている人は3〜4人はいるけど、全員が全員というわけではないですよ。
前田さん
でもやっぱり気質はそういう人が多くて、そのなかで、esaのハックという方向に向いている人が数人いるというイメージがあります。
みずぴーさん
小坂さんとかそういうのやります?
小坂さん
今はまだ手をつけてないですが、やっぱりみんな繰り返し作業とかを自動化したがる発想に行きがちで、それはいいなと思いますね。
―― Misocaさんってプロダクト自体がそういう、「世の中の自動化」というところに関心を持っていそうですね。
小坂さん
確かに。
―― プロダクトの目的と同じように、普段の仕事もそういう風に働いているように見えます。
―― あとは、esaに面白コンテンツについて、聞きたいです。噂によると「Kakutani.fm」という、角谷さんが社内のゲストと対談した録音が共有されるというコンテンツがあるとかないとか……
大沢さん
これが、Kakutani.fmですねえ。
みずぴーさん
タイトルがRebuild.fmぽい。
大沢さん
これ私がさっきランチ1で話していた、新幹線のC席が快適という話。
ep8: C is for Comfortable(oosawatechnica)
―― C言語の話じゃないんですね(笑)。
大沢さん
入社までの経緯とか話しましたねえ。
生でも聞けるんですけど、こんな感じで録音した内容が聞けるんです。
―― ほんとどれもRebuild.fmぽいですね
前田さん
僕の回もあります。
―― 最後に、esaへの要望などを聞かせていただければ
前田さん
個人的には思ってないんだけど、見出しがデカすぎるってみんな言ってます。h2
ぐらいから始める人が多い。
大沢さん
わかる、h1
が大きすぎる!
前田さん
最近はesa内でメンバーアイコンが使えるようになったし、欲しかった機能や要望だいたい入っちゃった感じですねぇ。
あ、日報の移動でのj
, k
移動を早くして欲しい。
―― あー確かに、バンバンいろんな記事を見たい時は遅いかもですね。ちょっと違いますが、/posts
でj
, k
で記事移動ができて、Cmd
+ Enter
で別窓で開くんですよ、まだ公式機能2じゃないんですが。
小坂さん
知らなかった、便利。あとは、日報全部開くのが欲しいですね。
前田さん
その機能、豊吉さんがスクリプト作ってたよ。
みずぴーさん
あー、あと/
をタイトルに使いたい。
―― あー、そうですよね。それ、影響範囲が、、、やる気だけですね。あとはがんばり3が(笑)
みずぴーさん
中間カテゴリに記事があると、アクセスしづらいのが困るんですよね。カテゴリの整理中にできがちで、移動が大変で。
―― カテゴリの直下と、さらに下のカテゴリにあるものが見た目的にわかりやすければいいんですかねえ、検討しますね。
みずぴーさん
あと、カテゴリREADMEが目立たない。
―― 途中までそれ改善案作っています(笑)
前田さん
MisocaだとUsers
配下の自分のカテゴリREADME
に自己紹介を書いているので、便利そう。
小坂さん
あーいい。
みずぴーさん
これいい。
大沢さん
いいですね、これ。
みずぴーさん
でもこれ、どの範囲まで出すとか考えて胃が痛くなるやつですね。行数とか。
―― 最後にアピールタイムを、Misocaさんで働くとこんないいことがあるよとかのメッセージをお願いします。
大沢さん
豊吉さん、なんかあります?
豊吉さん
えぇ……、僕は今聞きに来てるだけなんで。働きたくない……。
大沢さん
えー。小坂さんいいことあった?
小坂さん
働きやすいですね。
―― 日本全国どこのひとでも、応募していいんですか?
大沢さん
たぶん、世界中(笑) 実際先日までアメリカにいましたけど、アメリカで働いていましたよ。
豊吉さん
コアタイムを守れる人であれば。
小坂さん
ロンドン在住だとコアタイムが深夜〜早朝になっちゃうので、難しいですね……。
豊吉さん
その時は制度を見直しましょうか。
大沢さん
こんな人と働きたいというのは採用サイトに載ってます。
などありまして
https://recruit.misoca.jp/engineer/
前田さん
豊吉さんがリンカーンの逸話の斧研ぐやつ好きなんで、そんな性格の方も。
―― 斧を研ぐのが好き、いいですね
大沢さん
あと、Misocaのエンジニアは目的意識を持っている人が多いですね。
―― そういう人が多いように思えますし、みな楽しそうです。
前田さん
衝撃だったのは、Zoomで繋いで仕事して、18時半になったら「もうオフィス切るんで〜」と名古屋から言われて、僕だけが最後残っていたというのがあって。マジで定時で帰るんだ!と
小坂さん
みんな、何の疑問もなく普通に帰りますね。
前田さん
気づいたら松江オフィスも閉じてて、Zoomの画面に僕だけ映ってました。
あと、esaの内容が面白いです。豊吉さんの文章とか。肉の焼き方が妙に詳しく書いてあったり、お子さんがウォズニアックに抱っこされてる写真だったりとか。
公開されてる肉ネタだとこれかな。
低温調理器を電子工作なしで自作する(約5,000円) - toyoshiのはてなブログ
低温(定温)調理という調理法があり、私の観測範囲では主に肉をめちゃくちゃうまくレアやミディアムレアで食べるために使われている。
小坂さん
豊吉さんのREADMEにあたる記事名が「豊吉を手っ取り早く知る」ですしね。そこにも肉のことが書いてあるし、コーヒーのことも書いてあります。コーヒーも公開記事がありますね。
大沢さん
根がオタクだからな〜(笑)
豊吉さん
……。
―― 入社しないと見ることができないコンテンツですね。今日はありがとうございました!一風変わったインタビューで、とても楽しかったです。
お読みいただきありがとうございました!
リモートで色んな人が途中から混ざって参加するインタビュー、初めての試みでしたがとても楽しかったです! 問題を技術でどんどん解決するハッカー気質の人が集まっているというのがとても魅力に感じました。
コアタイムが守れれば世界中どこからでも働けるというMisocaさん、気になる方はこちらもチェックしてみてください(\( ⁰⊖⁰)/)
おまけ
インタビュー前にみんなでステーキを食べました。 ↩
まだ公式ではないので、後日キーバインドが変わる可能性があります。 ↩
後日、閃きによりReleaseNotes/2018/04/25/記事タイトルに#を含めることが出来るようになり/も表示出来るようになりました - docs.esa.io ↩