こんにちは (\( ⁰⊖⁰)/)
esaのユーザーさんに、esa社のワレワレが突撃してお話聞きにいくという企画、 esaトークの第6回がやってまいりました。
今回は東京から遠征しまして、島根県は出雲市の島根情報処理センター様にお話をおうかがいしてきました。
いろんなesa関連のBOTなどを和気あいあいと楽しみながら作り、柔軟に業務改善をしていく様子をお聞きしました。
また、出雲や松江の魅力、観光情報などもお聞きすることができました!
- 社名: 株式会社 島根情報処理センター
- esaメンバー数 : 17 users (2018/11/19 現在)
- お話を伺った方(写真左から):
- 土江 勇樹さん(開発ソリューション部・開発課・主任)
- 大谷 明日香さん(開発ソリューション部・開発課・エンジニア)
- 矢田 文香さん(開発ソリューション部・開発課・エンジニア)
- 石田 龍司さん(開発ソリューション部・開発課・課長)
- インタビュー実施 : 2018年10月31日
- 聞き手:
> 創業47年!島根県内で2番目の老舗IT企業。開発部門は、Rubyのお膝元でRubyを使った開発に注力。創業47年!島根県内で2番目の老舗IT企業。
開発部門は、Rubyのお膝元でRubyを使った開発に注力。
赤塚
── 早速、自己紹介からはじめましょう。私から、esa社の赤塚と申します。esa社のデザイナーをやっております。よろしくお願いします。
越川
── 私が、esa社の越川と申します。エンジニアをやっております。よろしくお願いします。
赤塚
── 今回私達は、松江で開催のRubyWorld Conferenceに参加するために島根におじゃましています。
実は今年の仙台のRubyKaigiのときに、石田さん以外のお3方に初めてお会いしてお話しさせていただいて、もっとお話が聞きたいと思いまして、そのときに「今年も島根に行くのでその時はesaトークの取材をさせてください!」とオファーさせてもらったのがきっかけになります。
今回、ご快諾していただき、ありがとうございました!
では、お一人ずつ、自己紹介をお願いいたします。
石田さん
では、私から。島根情報処理センターの石田と申します。よろしくお願いします。
今は課長を努めています。主に、エンジニアのマネジャーや、取引先との調整が中心です。
たまに調整上やむなくなのですが、プログラミングをする機会もあったりします(笑)。
しょうがないのですが。そのときが一番楽しい時間かなと…「しょうがないなあ、やるか」みたいな感じで。
大谷さん
島根情報処理センターの開発課の大谷明日香と申します。よろしくお願いします。
普段は、土江さんや矢田さんのプロジェクトで、体のいいエンジニアをやっています。
面倒なことを投げられて、「面倒だなあ」と言いながらコード書いてます。
土江さん
めっちゃ助かってるよ(笑)。
石田さん
助かってる(笑)。
大谷さん
お酒飲んだときしかそれ言わないですよね(笑)。
石田さん
彼女は本当にコーディングスピードが速いんですよ。
大谷さん
いえいえ。まあ、バグもいっぱいある(笑)。そんな感じです。
越川
──コードたくさん書いたらバグもたくさん出ますからね(笑)。
土江さん
島根情報処理センターの土江と申します。
僕も、開発課で主任をしています。今年主任になったばかりで、特に主任っぽいことはあまりしていない(笑)。
石田さん
やってるよ!(笑)
土江さん
今頑張っています。
仕事の内容としては、プロジェクトのリーダーや管理、上流工程の設計、もちろん開発もしたり、もちろん雑用もしています。なんでも屋という感じです。先週までは、プロジェクトで仕様書を書くことが多かったので、Excelとお友達状態だったのですが(笑)。
今週から、Rubyを書いているので、今めっちゃテンションが上がっています!楽しいです。よろしくお願いします。
矢田さん
島根情報処理センターの矢田文香と申します。
やっている業務は、プロジェクトのリーダー的なところで、スケジュールの調整とかをしています。
あと、設計書を今書いていて、今は、私がエクセルとお友達です(笑)。
大谷さん
レビューもしていますよね?
矢田さん
仕様レビューもしています。
今じゃないときは、コードを書いたりもしていて、今、Rubyに早く会いたいなという気持ちです。
赤塚
──コードを書く時と、なかなか書けない時がある感じですか?
矢田さん
そうですね、プロジェクトによって。
土江さん
工程とかプロジェクトのフェーズとかの違いによっても、書く時期と書かない時期があったりします。
矢田さん
同じ開発課ではあります。プロジェクトや、やっていることは違ったりします。
赤塚
── それでは次に、島根情報処理センターさまが、どんな会社なのかを教えてください。
石田さん
私たちの会社は、一般的にいうと、システムインテグレーターと呼ばれる企業で、お客さまからの要求をまとめ、開発・運用・保守業務を中心に受託しておこなっております。
今年でなんと47年目。IT企業の中では、たぶん、老舗になるのではないかなと。
石田さん
昭和47年1です。実は島根県内ではIT企業で2番目の老舗です。
大谷さん
昭和44年に計算センターをやっていて、その後、47年に、今の形になったみたいなことを聞いた気がする。
石田さん
弊社の取引先は、主に官公庁であったり、自治体様で、最近では民間企業様も、多く取引をさせていただいております。
官公庁様や自治体様とのお取引は、昭和47年の創業当時から今まで続いてます。
石田さん
例えば、自治体様につきましては、基幹業務を一手にシステムの運用保守をおこなっております。
例えば、住民票や国保資格などの市民業務や、住民税、国保賦課、収納などの税業務。また、医療系や介護等の福祉業務です。
石田さん
いえ!違います(笑)。使いたいのですが。
越川
──性質上、全てというのは、なかなか難しそうですもんね。
石田さん
そうですね。けっこう大きいシステムになりますので、なかなか。
赤塚
── 電子化以前にまだ紙の文化がだいぶ残っていそうな部分ですよね。
石田さん
そうですね。まだやはり紙での運用が多いと思います。
電子化をしたいというご要望もいただくのですが、なかなか一筋縄ではいかないのが現状です。
大谷さん
印刷物の納品もしてますしね。
石田さん
そうです。通知書や納付書など、何万人〜十数万人分の、市民の皆様方に配られる印刷物を弊社の中で印刷しています。
赤塚
── では電子的なものにこだわらず、全体の業務フローそのものの仕組みを改善していくような感じのお仕事でしょうか。
石田さん
はい、全体のシステムとしての運用保守をさせていただいています。
赤塚
── 全社どのくらいの人数がいらっしゃるんでしょうか?
石田さん
現在は、役員を除き63名です。
大きく分けて三つの部門がありまして、公共部門というのが先ほどの官公庁さまや自治体さま向けの部門で、
あと、開発部門。これが私達の部署です。どちらかというと民間企業さまを対象にさせていただいています。
それと、もう一つ、研究部門というのがありまして、そこは、今流行りのAIやIoTのような、将来に発展するであろう技術開発をおこなっております。
赤塚
── 先ほども少し触れたのですが、利用している言語やフレームワーク等の開発環境について教えてください。
石田さん
これも部門によっていろいろ変わっています。
例えば、研究部門はやはり、Pythonの利用が多いです。
私たち開発部門は、Ruby on Railsを主力言語と考え、みんなに学習してもらっています。
Ruby Programmer Silver version 2.1という資格があるのですが、それも90%以上の合格率です。
まず、開発部門としてはRubyをプログラムの共通言語として扱い、プログラミングに対する技術的なものは、Rubyを通して、みんなに情報共有をしてもらおうという感じになっています。
ただ、受託が中心ですので、最近はなかなかRuby一本だけというわけにもいかなくて、C#であったり、Swiftなどを使うことも多いです。
赤塚
── Rubyに力をいれはじめたのは、どのくらい以前からなんでしょうか?
石田さん
開発部門が出来たのが7年前くらいで、そのタイミングで何か新しい言語をしようということで、今、Rubyのお膝元島根というところで、当時はいろいろ優遇も受けて、ずっと7年間、Ruby on Railsを中心に業務をおこなっています。
石田さん
僕は大好きです。
土江さん
Excelは……。
矢田さん
よりは(笑)。
土江さん
久々に触ると、「あっ、めっちゃ楽しい」みたいになります。「おおお!」って。
大谷さん
Rubyを主力にしてきた弊害で、他の言語をあまり知らないという(笑)。
石田さん
時間というのは有限なので、広く浅く覚えるのか、一つの言語を集中させるのか、二つの選択肢があります。その中で、他の企業さま以上の強みを持ちたいなということで、Rubyに集中するという方針でした。
> esaを選んだ理由は、鳥が好き!かわいいは正義!「とりあえず書く」というコンセプトも決め手に。esaを選んだ理由は、鳥が好き!かわいいは正義!
「とりあえず書く」というコンセプトも決め手に。
赤塚
── esaの話に移りたいと思うのですが、esaって、最初は何でご存じになりましたか?
大谷さん
(矢田さんの方を指して)あそこに、鳥が好きな人がいまして。
矢田さん
何で知ったのか詳しくは思い出せないのですが、最初は LodgeというOSSのMarkdownで書ける情報共有サービスを使ってまして、どこかでコンテナを立てて社内でメンテナンスをやっていました。その運用コストが高いから外部サービスを使いたいねというのがきっかけでした。たまに原因不明で落ちちゃって、急に半日くらいその復旧に時間を取られてしまったり…。
土江さん
データ飛んだことありましたよね(笑)。
矢田さん
Lodgeそれ自体の問題というよりも、その周辺での運用の問題があり…それで、検討した結果、かわいいやつに決めたというところです(笑)。
石田さん
かわいいは正義です(笑)。
矢田さん
そうですね(笑)。鳥好きの人に決定権を与えたというところもありますので。
赤塚
── 矢田さんが先導して情報共有ツールまわりを決められた感じなのですか?
矢田さん
先導というか、「かわいいからこれがいい」と一番強く主張した人は私です(笑)。
石田さん
かわいいなら仕方がないかなと(笑)。
矢田さん
誰も反論がないから、「かわいいからこれにしますよ」と。
特に強い反対意見が、確か、私の中ではなかったことになっている(笑)。
大谷さん
一応出しましたよ?
矢田さん
ちょっと、私の中ではなかったかなーと(笑)。
大谷さん
思い出して。Scrapboxのことを思い出して(笑)。
石田さん
それと、esaの「とりあえず書こう」というコンセプトが良いと思いました。
やはり、以前Lodgeを使っていた時もなかなか書かれないという課題を感じており、こういったツールは用意しても使われなければなんの意味もないので、まず書きやすいサービスという方針・コンセプトが、弊社の問題と合っているなと思い承認しました。
赤塚
── 実際、esaに変えたことで、以前よりも書かれるようになりましたか?
矢田さん
前より記事の量は増えていると思います。
石田さん
以前は、本当に技術的な情報… 例えば、インストール手順であったり、プログラミングのライブラリの使い方だったり、新しいツールの紹介とかが中心でした。最近の使われ方はもっと広がっていて、例えば、議事録など、もっと大きく、みんなを巻き込んで使う仕組みをちゃんと用意して、使ってもらえるようになってきています。
越川
── 議事録だったら、それこそ、会議をやれば生まれるものですから、それをきっかけにしてみんなが使う仕組みを整えていくのは、確かにいいですよね。
石田さん
そうやって書く敷居を下げていくということが大事かなと。
> 「弊社のesa警察はちょっと強引なので、自警団じゃなくて警察です。」esa警察の定義はドキュメントに明記。「弊社のesa警察はちょっと強引なので、自警団じゃなくて警察です。」
esa警察の定義はドキュメントに明記。
赤塚
── esaに書かれている内容は、さきほどお話に出た議事録などの他には、どんな種類のものが書かれていますか?日報には使われていますか?
大谷さん
日報、私だけ書いています(笑)。
赤塚
── それ、たまに聞くパターンですね。社内で1人だけ日報書いてるっていうの。
以前ピクシブさんを取材させていただいたとき、Atomさんが1人で日報を書かれている という話がありました。
大谷さん
最初1人で日報書いてたらだんだんじわじわ広がっていった…みたいなうわさを聞くから、広がらないかなあとは思っているのですが。
矢田さん
うちの場合、『ワンダーランド』に全部突っ込みますから。
ワンダーランドという、なんでもありのカテゴリがあるので(笑)。困るものは全部そこです。
石田さん
誰が命名したんだろう(笑)。
大谷さん
矢田さんと私が、議論の果てに、「いいや、ワンダーランドで」と。
矢田さん
esa警察特権で(笑)。
石田さん
変なところに記事を書くと、esa警察に「これ違いますよ」って言われます。
大谷さん
石田さんがたまに、トップレベルに謎の記事を残してたりするんです。
矢田さん
最初導入して、記事を書く時に、タグとかカテゴリとかなんやらで、ごちゃごちゃになってしまって整理がつかなくなって、そのあたり整理したいねということで出来たのがesa警察です。
越川
── esa警察、けっこう大事。各社、みんなが使いだすと、どうしても必要になってくるんですよね。
大谷さん
Misocaさんのesaトークを読ませていただいたんですけど、そこにはesa警察は法的拘束力を持ってはいけないから、警察じゃなくて自警団なんだと書かれてましたよね(笑)。
大谷さん
弊社のesa警察はちょっと強引なので、『警察』なんです(笑)。
esa警察概要をつくりまして、「課長より権限は上」と書いてあるんです(笑)。
大谷さん
Wikipediaの『警察』の項をパクって、esa警察の項をつくったんです。
『esa警察の理念と定義』のページ(クリックで拡大します)
矢田さん
大体彼女が動いてくれて、こういうドキュメントを色々書いてくれたりするんです。
大谷さん
『esa警察の理念と定義』という項目があるんです。
これは、ハイになったときに書いたやつなので、今見返すとすごいつらい…。
石田さん
テンション高いときにね。
土江さん
『武装』って項目がある(笑)。
大谷さん
Wikipediaの『警察』のページに『武装』という項目があって、それをパクって作りました (笑)。
石田さん
(esa警察の) 採用とかも書いてある。
大谷さん
esaのノートがあるじゃないですか。書き味のめちゃくちゃいいリングノート。
esa警察になると、あれを1冊もらえるんです。
赤塚
──あれ、買っていただいたんですか!ありがとうございます。警察手帳なんですね(笑)。
大谷さん
それだけもらって、警察を辞めるやつもいるんですけど(笑)。
(※後日、そのような不届き者はいないことが判明した)
矢田さん
最初の1冊は会社支給ですが、2冊目以降は自腹でお願いしてます。
大谷さん
私2冊目も使い倒してて、今日持ってこようと思ったんですが忘れました。
矢田さん
確か、7、8冊一気に買ったので、まだまだ在庫があります(笑)。
大谷さん
3種類目もこの間出たじゃないですか。
矢田さん
あれも買わないと。
大谷さん
あれ、見つけたときに、Viewsが5とかで、「よっしゃ、1桁だ!」って思いました。
赤塚
──めっちゃチェックしてくださってますね!うれしい。 今警察はお二人ですか?
矢田さん
もう一人の主任もesa警察です。
大谷さん
主任しているほうの主任が。
土江さん
僕は主任してない主任。
石田さん
まだ、主任の初心者(笑)。
矢田さん
つい先日、いろいろ記事が重複していたり、記事の情報が古かったりする問題について議論が起こりまして。そこで、いろいろ問題提起とか、こういうカテゴリをつくったほうがいいんじゃない?という提案をしてくれた方を引きずり込んで、「esa警察、やりませんか」って。
土江さん
引き抜きじゃない?
矢田さん
引き抜きさせていただいて、「カテゴリ名一緒に決めようよ」ということで。
> なんでもありの「ワンダーランド」カテゴリ。 esa記事を探せるSlackのカスタムコマンド /esadoko が便利。なんでもありの「ワンダーランド」カテゴリ。
esa記事を探せるSlackのカスタムコマンド /esadoko
が便利。
赤塚
──esaのカテゴリの構造はどんな感じになっていますか?
大谷さん
トップレベルが、まず「ワンダーランド」から始まるんです。
大谷さん
まず、Lodgeから移行してきた記事を、まず全部ワンダーランドに入れてるので数が多いというのもありますね。
そこから誰も移行しない記事を、こっそりと、少しずつ消してはいるのですが…。
ワンダーランドの他には、個人の名前のカテゴリがあったり、esa警察のカテゴリがあったり。
この人だけちょっと個人名おかしいですけど(笑)。
土江さん
これね、でも、俺が自分でつけたわけじゃないんだよ。
esa警察につけられたから、変えられない。
赤塚
──カテゴリ名の一括変換で名前を変えられてしまったんですね(笑)。
矢田さん
そうです、カテゴリ名の一括変換。あの機能すごく重宝しています。警察にはすごく便利です。
大谷さん
記事を適当なカテゴリに突っ込んでおいて、それをガッと後から名前を変えれば。
矢田さん
後から考えるというのもできるので、ありがたいです。
矢田さん
この『esadoko』も便利です。Slackのカスタムコマンドで /esadoko
と打ったら、記事が探せるんです。
大谷さん
便利です。中身はただのGoogle Apps Scriptです。
越川
── たまにSlack側から検索したいという要望をいただきますね。
大谷さん
/esadoko 電話当番
みたいに聞くと、今日の電話当番の一覧が帰ってくる。
それ見て、「あれ?〇〇さん今日電話番じゃないですか〜」みたいに、煽るのによく使います (笑)。
赤塚
──カテゴリ構成で、困ったことや工夫したことがあれば教えてください。
越川
── 警察の活動の中で、この機能があると捗るな、というのもあればぜひ。
矢田さん
カテゴリの名付けが困ったような記憶があります。
まず、どう分けようかという構成と、それをどうやったら伝わるのかというところで。
この間も沸き起こった議論なのですが、『チュートリアル』という名前のカテゴリがあるんですね。当初の目的では、「新人さんが来たらこのカテゴリを読んでね」という意図でつくられたのですが、「チュートリアル」という語感だけでみんな判断しちゃって、「インストールの仕方」とか、ぽいぽい放り込まれて…。
赤塚
──なるほど、「チュートリアル」という名前から誤解されて、Tipsが混ざり込んでしまうわけですね(笑)。
大谷さん
先日「チュートリアルって何だよ?」って怒られてしまったので、一応こういった「チュートリアルとは」という説明記事も書いています。
あと、さきほどの「ワンダーランド」カテゴリについても説明する記事があります。
読書感想文とかも、みんな「ワンダーランド」に書いてますね。
以前、「技術書とか読んだ感想をどこに書けばいいの?」って聞かれて、「じゃあワンダーランド使っとけば」みたいな感じになりました。
各カテゴリやタグを説明するページの全体(クリックで拡大します)
矢田さん
esa警察の判断を待ちたい記事も、ワンダーランド。
赤塚
──カテゴリの定義や使い方などのドキュメントがばっちり書かれていて、すごいですね。ここまでちゃんと書かれているケースは初めて見たかもしれません。Wikipedia っぽく書かれてるのがまたすごい (笑)。
大谷さん
ノッたときにワーッとつくったやつなので… 警察の定義と同じ日に書いたやつです。
> 会議の時の議事録ページを自動で用意してくれる Bot「esa書記長」、 WIPの記事を教えてくれるBotの方の「esa警察」。会議の時の議事録ページを自動で用意してくれる Bot「esa書記長」、
WIPの記事を教えてくれるBotの方の「esa警察」。
赤塚
──投稿テンプレートで工夫している面などはありますか?
土江さん
議事録?
矢田さん
毎週課内会議をするのですが、その議事録のテンプレートをつくっておいて、毎週 Slackに、「今週の課内会議はここだよ」とURLを投げる、『esa書記長』というBotを、大谷さんがつくってくれました。
大谷さん
「esa書記長」もGoogle Apps Scriptです。アイコンづくりに2時間かけました(笑)。
大谷さん
これ、アイコンの権利とか大丈夫だったっけ… と思って。
赤塚
──チームの中で使ってもらっている分には、全然大丈夫です。
越川
── PublicのWebで使ってなければ大丈夫ですね。
大谷さん
esa警察も、一応アイコンがあるんです。
esa警察は、WIPの記事を毎週水曜日に、「お前らそれWIPだよ」という感じで教えてくれるんです。なかなかみんなWIPをShipItしないので…。
大谷さん
自作したアイコンは、この「esa書記長」と「esa警察」です。
大谷さん
弊社のデザイナーがOKを出したバージョンで、今運用しています。
石田さん
デザイナーチェックまで入ってる(笑)。うちは厳しいデザイナーがいるので。
大谷さん
タチハラさんというデザイナーさんに、「これ、もうちょっといいアイコンにならないか?」と聞いたら、「こうじゃない」という助言をいただいたりとか。
赤塚
──さきほど人間のesa警察の話をしましたが、BOTのesa警察もいるんですね。
石田さん
WIPの記事を巡回して知らせてくれるのが、BOTの方のesa警察ですね。
大谷さん
esa警察は、アーカイブした記事は拾わないようにしたいなとか、そういう改善を今後していきたいなと思ってます。
私、Slackから出たくないんです。なるべくSlackから出なくていいように、BOTを改善してます。
> 定例会議の連絡事項はesaで共有して時間を節約、その時間をコミュニケーションに活用するように。定例会議の連絡事項はesaで共有して時間を節約、
その時間をコミュニケーションに活用するように。
石田さん
やはり議事録でしょうか。
大谷さん
ユーザのアイコンをemojiで出せる機能があるじゃないですか。
あれで、議事録の中で、発言者のアイコンと名前と発言内容を並べてしゃべっている感じを出すのを、ちょっと楽しんでやっています。
元々、「(名前)」みたいに書いていたのですが、しれっとアイコンに変えました。
石田さん
当初は、週に1回の課内会議の中で、私からの連絡事項やプロジェクトの進捗情報などを報告してたのですが、結局それって、この議事録の中に書いて共有すればいいんじゃないという問題提起を受けたりして。それをきっかけにそういったことがesaを使って共有されるようになり、会議の中で単なる報告や共有に使っていた時間を、もっと別のことに使おうという形に変わってきました。
越川
── せっかく集まっているんだから、それをもっとより有意義な時間にしたいですよね。
石田さん
そうですね。当初は、私1人で30分という時間を設けて話していたのですが、esaをみんなで使って、もっと違うことに時間を使いましょうというようになってきました。そういう点では、これを使って良かったな、いい取組みかなと思います。
越川
── それによって、会議自体の雰囲気や、プロジェクトの進め方とかも変わったりしましたか?
石田さん
はい、連絡事項や進捗状況を淡々と述べるということはなくなり、esaを読んでわからないことがあれば質問をくださいという感じに変わってきました。
それ以外の、例えばセミナーを受けた感想とか、あと、ヒヤリハットみたいなものについて共有するとか、そういったのものを中心に会議をするように変えました。
あとやはり、しゃべる人、しゃべらない人というのがどうしても出てくるので、最近では、何か議題を設けて、それに対してディスカッションをするというような試みもはじめています。
そういった形で、どんどんesaを中心に、より良い会議になるような活動をしています。
まだまだ道半ばで、決してうまくいっているかというとそうではないかもしれないのですが、esaという仕組みがあるので非常に助かっています。
> Slackに通知が来すぎる問題は、Webhookの設定である程度調整。Slackに通知が来すぎる問題は、
Webhookの設定である程度調整。
赤塚
── それをお聞きできてとてもうれしいです。ところでesaに関して困っていること、ご要望などはありますか?
石田さん
たくさん記事を書くのはいいんですが、Slackの「esabako」のところに通知が来すぎてしまって、実際、書く人が埋もれてしまうというのがあったりして。何かいい改善案がないかなと。
矢田さん
Slackに「esabako」というチャンネルを作って、esaの通知を全部流すようにしてるんですが、なんか全部来ちゃいますね。
大谷さん
ToDoリストのチェックボックスを入れるたびに更新通知が流れちゃうんですよね。
赤塚
──実は、SlackのWebhookは、正規表現で決まったカテゴリだけ指定することができるんです。これ実は、意外と気付かれていなかったりします…。
矢田さん
ありました。気付いていなかったです。
大谷さん
ここから on post update
のチェックボックスも外した方がよさそうですね。
越川
── on post create
だけにしてあげることによって通知の頻度を下げるとか、流量の多いチームだとよくやりますね。
土江さん
最初、俺が言った気がする。「on post update
やめようよ」って。
矢田さん
ごめん、無視したかも(笑)。
大谷さん
土江さん、警察に入らないから(笑)。
矢田さん
市民の気持ちを慮れていなかったかもしれないです(笑)。
大谷さん
じゃあ、通知のカテゴリから「ワンダーランド」を外しましょうか。
矢田さん
調整して、棲み分けができそうです。
越川
── ここのWebhookまわりは、UIがわかりにくい部分がありますね。
矢田さん
おそらく最初、試しにアリアリでチェックボックスを全部チェックして設定して、後から変えようtと思って完全に忘れていました。
わざわざチェックがついているということは、多分最初は読んで把握したはずなんですよね。
越川
── WIP to Ship itとか、Ship it to Ship itとかだけとかのアップデートも、けっこう便利な気はするんです。
赤塚
──このチェックボックス郡も読んで理解するのが面倒くさいですね…。もうちょっといい表現を考えますm(__)m
大谷さん
でも、「ワンダーランド」を通知から弾くようにしたので、これで大丈夫。今、3回くらい更新したけど、esabakoには私の通知が来ていない。
矢田さん
でも、全部来ないんじゃないですか、他のやつも。
大谷さん
そうか、今、on post update
も弾いたのか。
……はい、サーセン。(カタカタ…)
石田さん
いつもこんな感じなんです(笑)。
大谷さん
生意気な後輩です。
石田さん
これができると、みんなが書いた記事も逃さず見ることができる。
矢田さん
でも、カテゴリによっては on post create
だけじゃなくて、on post update
も見たいカテゴリもありますね。ちょっと考えないといけないかもしれないです。
越川
── Webhookは複数作れるので、hookとチャンネルを2つ作るのもアリかもしれないです。
矢田さん
「esabako」と「巣箱」を2つつくる(笑)。
越川
── 2つ作って、全部の通知を見たくない人は、通知の少ないほうのチャンネルに入るとか。
警察は全部見たいからそこに入るとか、いろいろなやり方がありそうです。
大谷さん
障害対応のログとかもあるので、それだけ流すチャンネルがあるのもいいかもしれない。
赤塚
──確かに、「これは見ておけ」みたいなのが流れるチャンネルがあってもいいかもしれません。
越川
── 例えば、開発以外の人たちもいるようなチームだと、そういうふうにやっているところはありました。障害のところは全員が見れるようにとか、営業さんはそこは見ておきたい、みたいな。
> esa社はフィードバック返信速くてすごいが、ドキュメントはもっと整備してほしい。esa社はフィードバック返信速くてすごいが、
ドキュメントはもっと整備してほしい。
大谷さん
ところで、esa社のユーザーフィードバック対応、分単位でめちゃくちゃ速いですよね。
石田さん
5分以内に返ってくると聞いています。
赤塚
──あれは最初は、うちの深谷さんが頑張ってすごい早く返していて、私は最初はちょっと早すぎやしないかと思って実は若干引いてたんですが、ユーザーさんに本当に喜んでもらえるのを見て見習うようにしました。
石田さん
10分くらいして、「いや、まだ返答きてな……、うわっ、きてるわ!」ってなるんです(笑)。すごいなと。
越川
── ユーザーさんからフィードバックがくると我々のSlackに通知が来るんですが、それに絵文字リアクションで一番最初に「返す」とつけた人が返しているんです。早押しクイズみたいに、それをいつも競い合っています。
土江さん
それは速いですね、確かに。
赤塚
──逆に、すぐ返信しないと忘れちゃうので、短期記憶に残ってるうちに即答するのが実は一番効率がいいということに気づきました。
越川
── fukayatsu氏の部屋は、フィードバック来ると前はHueの色が赤くなったよね (笑)。
Gmailで特定のラベルに新着メール来たらhueでわかるようにしたけど、わりと心臓に悪い感じになったので改善が必要。あと時間帯指定で無視とかしたい。 pic.twitter.com/FR5j3oq6Yh
— Atsuo Fukaya (@fukayatsu) June 25, 2016
赤塚
──電気全部赤くするようにしたら心臓に悪かったって言ってたから、今はやってないのかな(笑)。
深谷(後日談)
──今は、8:00–24:00の間のフィードバックだけHue Goがじんわり赤くなるようになってる。
矢田さん
それこそ、鳥の声とかを流せばいいじゃないですか。
矢田さん
癒し系の鳥で。
赤塚
──鳥の声、いいですね!実は近々、esa社はオフィス移転の予定でして、次のオフィスで試してみたいと思います。
他にも、esaへの要望ありますか?ここが好き!というのでもいいです。
大谷さん
Ctrl+E
(⌘+E
)で編集画面に飛べるのがすごい好きです。
…という話を、昨日課内会議でしたら、みんな知らなくてドヤ顔できました。めっちゃ便利。
大谷さん
あと記事一覧ページで、j
とk
で移動できるじゃないですか。あれも、esaトーク読んで「あっ、あるんだ」って知りました。
(参考: ReleaseNotes/2015/09/12/ショートカットキーで記事間を移動できるようになりました - docs.esa.io)
赤塚
──これはProTipにも載せておいたほうがいいですね。
越川
── で、j
k
で移動して、Enter
で記事が開くとか…、最高じゃないですか。
赤塚
──あっ、Enter
で記事開くんでしたっけ…。知っていた気がするけど、忘れていました。
大谷さん
思っている点は、そういう機能がドキュメントに載らないというのが……(笑)。
赤塚
──言ってよって感じですよね。「隠し機能が多すぎるのでまとめてください」と他でも言われました。本当そう思います。
越川
── すごい便利なのに、損しているところがあるかもしれない。
赤塚
──Helpとかのドキュメントは、もうちょっとちゃんとしたいな、しなきゃな…とずっと思いつつ、ちょっと面倒くさいと思う気持ちが正直あって…なかなか手が進まないんですね。
土江さん
「今週の隠し機能」みたいな感じで毎週ピックアップするとか。
矢田さん
また、それも勝負にしてもらって。
土江さん
スターがたくさんついた方が勝ち!みたいな。
矢田さん
スターの数で競う感じで。
赤塚
──週のルーティンにしてスター数競うの、よさそうですね!そういう、モチベーションを上げる工夫をして書いていかないとなあ。ありがとうございます!
越川
── リリースノートは定期的に出していきたいので、Trelloのタスクに毎週入れてるんですよね。ProTipやHelpもタスクにしちゃえばいいかもですね。
(後日談: 週1本ProTipを持ち回りで書いていくのを、島根情報処理センターのみなさんのおかげで最近はじめました )
> 人数多いチームだとWatchが機能しなくなる問題。Slackの更新通知はdiffが見たい。人数多いチームだとWatchが機能しなくなる問題。
Slackの更新通知はdiffが見たい。
土江さん
あと、今記事にできるリアクションが、Starしかないじゃないですか。
後で見たいリスト…マイリストみたいなものとか、毎回自分がチェックする記事とかを、お気に入り登録する機能があるとうれしいなと。
石田さん
ちょっと記事が長いと後で読もうかなと思ったりもするので、そういう時にあると便利かもしれません。
越川
── Watch や Star とは別にということですよね。Starは割とリアクションとしてのみ使われがちだし、Watchするほどでもなくて…みたいな感じなのかな。
大谷さん
あまりWatchを自分から使っている人はいないかもしれないです。
越川
── Watchは編集やコメントを加えると自動的につくんで、どんどんWatchしてる記事が増えちゃうんですよね。
我々みたいな、3人くらいのチームだとあまり感じないですが、私の前職は200人くらいいたので、Watchしてる記事が多すぎて通知が機能しなくなるんです。そこで Unwatchで一旦既存のWachを全部消して、ブックマークしたい記事を改めてWatchし直す…みたいなことを以前はよくやってました。
赤塚
──右上の通知窓が大爆発している人をよく見るんです。あの赤い数字が何百…みたいになっているという。
石田さん
自分、109(笑)。
通知窓の大爆発
赤塚
──やはり、なっています?(笑) なるほど、あれは通知がそういう形で機能しなくなっているんだなあと、なんとなくわかってきました。
大谷さん
私、右上の通知は全部切っています。切ってるけど、アイコンをhoverすると鳥がパッと出てくるからかわいいですよね。
あと、Ctrl+S
(⌘+S
)で(記事を一時保存した時に)鳥が傾くのもかわいい。
大谷さん
また通知の話なんですが、esaのSlackの通知って、基本的には、メッセージとその記事の冒頭内容じゃないですか。
冒頭じゃなくて、diffが見れたら一番いいかなと思うんです。
赤塚
──esaトークをやると、開発のやる気になっていいですね(笑)。
大谷さん
でも、diffへのリンクはあるんですね。
矢田さん
ありますね。私、大体、diffのリンクをクリックしてます。
赤塚
──さらに現状、タイトル変更時のdiffもリビジョンから辿れなかったりするので、それも含めてトータルで見直していきたいと思っています。
大谷さん
「変えといたよ」と言われたけど、リビジョンから見ると何が変わっているのかわからなくて、聞いてみたらタイトルの変更だった…みたいなことはあります。
赤塚
──そこらへん、不便ですよね…。改善していきたいと思います。他に、何かありますか?
大谷さん
記事の詳細ページを見ているときに左側のカテゴリメニューがないというのが、Homeからじゃないとカテゴリツリーが辿れないのが不便という意見は出ていました。
赤塚
──カテゴリメニューはいずれどこでも見れるようにしたいですね。それもフィードバックでたまにご要望いただきます。
大谷さん
今見たら、記事の3分の1くらい、全部私なんです。チームの記事数が合計で586あって、私のプロフィールを見ると、265書いているんです。
矢田さん
一人日報なんてそんなもんですよ(笑)。
大谷さん
すいません(笑)。ひたすら日報を書いている。記事数ランキングは圧倒的だな。
赤塚
──このへんの利用状況の可視化も、Statsのページとかでできたらいいですよね。
GitHubのStatsみたいな感じで、例えば、「何曜日やこの時間帯はなぜかすごいみんな書いてるな」みたいなのも見れると面白いかと。うまいこと鳥と絡めたようなビジュアルでやりたいなとか考えてて、今あたためています。
矢田さん
プロフィールの鳥箱にいる鳥の数が多いとか、そんな感じですかね。
ユーザのプロフィール画面があるじゃないですか。そこに、そっと巣箱を置いて、すごく大量に鳥が住んでいたら、めっちゃ書いてるよとか、その人がまいた餌に鳥がいっぱい集まってきたよ、みたいな。今適当に言いました(笑)。
> みんなが働きやすい環境づくりへの取り組み。リモートワーク等、場所にとらわれない働き方へ。みんなが働きやすい環境づくりへの取り組み。
リモートワーク等、場所にとらわれない働き方へ。
越川
── 最後に、島根情報処理センターさんで働くことの魅力について、教えてください。
赤塚
──この会社で働くことによって、こういう楽しいことがある!とか。また、出雲や島根の魅力などについてもお聞きしたいです。
大谷さん
この部屋でノマド気分ができるとか。昨年社屋を建て替えたばっかりできれいなんです。
赤塚
──なるほど、カフェ気分が味わえる。この部屋いいですよね。おしゃれでリラックスできる空間で。
カフェのようなコーナーがある
石田さん
ちょっと堅い社名で誤解されがちなのですが、私服の開発員もいますし結構カジュアルな社風です。
最近では、リモートワーク推進も視野に入れていまして、実際来月から1名、九州の長崎からリモートで仕事をすることになりました。ゆくゆくは、場所にとらわれないような働き方を目指して、今取り組んでおります。
赤塚
──皆さん、お住まいはこのへんなんですか?会社からどのくらいの距離のところに住んでいらっしゃるんですか?
石田さん
私は35キロくらいで、車通勤ですね。
矢田さん
車です。10分、15分とか。
大谷さん
車で10分くらいですね。実家からだと40分とか。
土江さん
大体、10分、15分とか。
基本、車必須ですね。
矢田さん
石田さんは1時間くらいかかります?
石田さん
1時間かな、朝は。
大谷さん
私はネコのために一人暮らししてます。
実家が動物禁止なので、ネコを飼いたかったので、飼えるところに引っ越したら、会社の近くになりました。
石田さん
ほとんど地元出身ですね。他には、結婚をしてこっちにきた方も多いです。
大谷さん
来月長崎に行く人は、結婚して長崎に行きます。
石田さん
特に女性の場合は、出産・結婚とかで働く場所が限定されることも多く、そういったことも含めてみなさんがなるべく働きやすいような環境づくりに取り組んでいます。
赤塚
── そういえば、女性のエンジニアさんが比較的多いとお聞きしました。
大谷さん
開発部は過去に、女性が過半数超えてたこともありましたね。今は半々くらいですが。
石田さん
島根県はインドから来た学生や社会人を、名乗りを挙げたIT企業が毎年インターンとして受け入れるという活動を行っています。そして、去年の1月インターンで来て頂いた方が、今年4月から弊社の方で社員として働きはじめました。
石田さん
はい、もう移住しています。技術研究部門で働いています。
> 出雲大社、宍道湖、そして鳥好きにはフォーゲルパーク!海も山も近く、アウトドア好きにもうれしい環境。出雲大社、宍道湖、そして鳥好きにはフォーゲルパーク!
海も山も近く、アウトドア好きにもうれしい環境。
赤塚
── いろんな方が働きやすい環境なんですね。
出雲や松江に住んで働くことの魅力や、素敵なところについても教えてください。
土江さん
鳥好きにはまず、「松江フォーゲルパーク」がうれしいですね。
矢田さん
松江に、鳥だけの動物園みたいなところがあるんですよ。
大谷さん
松江市民だと、ちょっと安くなるんです。
赤塚
──フォーゲルパーク、いいですよね!似た感じのコンセプトで作られている静岡の掛川花鳥園は好きで何度か行っています。フォーゲルパークは去年行けなかったので、今年こそ行きたいです。(後日談: 今年も行けなかったので来年こそは…)
大谷さん
あと、出雲大社。
石田さん
前はけっこう閑古鳥な感じだったのですが、平成の大遷宮後からすごい賑わってますね。お店も大社の前にたくさん並んでいます。
大谷さん
スタバが出来ましたね。
石田さん
当時は「スタバが出来た!」って。
大谷さん
今でも、土日はずっと並んでいます。スタバ、どこにでもあるのに(笑)。
土江さん
一時すごかったよね。
大谷さん
限定のボトルがあるとかなんとか。
(※後日、ボトルではなく、マグカップであることが判明した)
石田さん
スターバックスって、地元の特徴を捉えた店をつくっておられるのですが、大社のスターバックスもそんな感じになっています。
土江さん
2階席に行くと、出雲大社の鳥居がよく見えるんですよ。
あと、そばとお魚がおいしいですね。
大谷さん
ぜひ刺身醤油を買って帰ってください。
土江さん
全然味が違うと思います。
矢田さん
マジですか。刺身食べないので。
大谷さん
刺身醤油は甘くてドロッとしていて。
土江さん
関東と違うはずです。
土江さん
海も山もすぐ行けるから、キャンプとか登山するのにもいいですよ。あと雪も降るので、スノーボードとかも。アウトドアが好きな人にはいいところです。
赤塚
──おお、スノボのイメージはありませんでしたね。いいですね。
土江さん
1時間かからないくらいで、すぐいけます。
赤塚
──去年、初めて、カンファレンスで松江に来たのですが、本当にきれいなところで、びっくりしました。水が多くて。
石田さん
水の都と呼ばれています。
土江さん
晴れた夕方はきれいですよ。
宍道湖の夕日
大谷さん
県立美術館から見る夕日が、たぶん一番きれいです。
石田さん
県立美術館はうさぎがいるよね。あれ、触ったら何になるのかな?
大谷さん
なんか願いがかなうとかなんとか。みんな、適当にしじみの殻を供えてたり(笑)、頭にかぶせてあったり。あれ、なんなんですかね。
そういえば、出雲大社の裏にも、この間うさぎが出来ました。結婚式の記念品でしたっけ?
矢田さん
きっかけは知らないですが、3、4羽突然出来ていましたね。
出雲大社のうさぎ、行ったら居ました
大谷さん
あれ、七福神だから、7羽です。本を読んでいたり、担いでいたりするんです。
因幡の白うさぎという、鳥取の話に(笑)。
土江さん
松江に住むと、すぐ鳥取も行けますね。境港とか。カニとかも安く買えますよ。車で1時間くらいで行けます。
大谷さん
あと、松江城のお堀をぐるっとまわる堀川遊覧船は、冬はこたつ船が出ていますよね。船の上でこたつに足を突っ込めるんです。
土江さん
寒いときは最高ですね。
赤塚
── はー、こたつ船いいですね!あの遊覧船も去年気になってて乗れなかった… 乗ってみたいです。
出雲や松江の観光情報も教えていただき、ありがとうございました! とても楽しいインタビューでした!
お読みいただき、ありがとうございました!
このあと我々は、出雲のおいしい創作料理のお店に連れてっていただき、そこでも色々と話が盛り上がり、最高な島根遠征の1日目を過ごさせていただきました。
美しい宍道湖や出雲大社のお膝元で、自分たちが仕事をしやすい環境をesaやSlackのハックも生かして楽しみながら自分たちで作り出し、またそういった改善アイデアを柔軟に受け入れる素敵な職場環境だなと感じさせられるインタビューでした。
そんな島根情報処理センターさんが気になる方は、こちらもチェックしてみてください。
(編集: @ken_c_lo, 書き起こし: @cw_chie)
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わかりづらいですが、昭和47年から数えるとたまたま今年は47年目となりどちらも47になります。 ↩